ツーリング適性と防寒( ADV160 )
秋のいい陽気のうちに ADV160 のツーリング適性を観るお泊まりツーリングを計画。 2 泊 3 日で 諏訪へ。
ところが。「秋のツーリング」のつもり だったのに、唐突にやってきた「この冬一番の冷え込み」に襲われ て、 ADV160 での寒さ対策についても知見を得られました。
ツーリング記の前に、感じたこと気づいたことのまとめをば。
出発するまでは。昨今の温暖な秋であっても山国へ行くわけで、ある程度の冬装備が必要 と考えました。週間予報を見ていると、日中は二桁半ばの気温でも朝の最低は一桁でしたから。
が、混雑回避や信号停車の連打回避の 必要に迫られねば一般道を走るつもり で、すると速度が 60 km/h まで。
一部使うつもりの高速道路も 80 km/h までで、 F800 GS のように冷たい走行風を激しく浴び続けるわけではありません。(いずれも実速度)
上下とも普通肌着の上に強力な防寒アンダー『チョモランマ』 を着て、上は普通のシャツにストリートガード。下は防風ジーンズ。
これでも着膨れによる 身動き不自由感と重さ があって、しんどく思った わけですが。ジャケット下に着込む追加の 1 枚が無い分と、下がゴワく重くない分は身軽で楽。
足元は、普通の靴下で、普通の防水スニーカー。これも脱ぎ履きが楽で、スクーターならではの身軽さだと思っていた。
という具合に「秋のツーリング」のつもり だったから、スクーターらしく多少は身軽に、とか考えちゃって 半端 な防寒装備。痛い目 に遭いました。(^^;;;
出かける前日に取り付けたエンデュランスの ロングスクリーン + 無理やり付けた X-Creen の効果について。
シートに何枚もクッション材を載せた上に 186 cm のぽてちが乗った状態でのことになります。
強い走行風は口と鼻の間くらいから上。フルフェイス型であれば、高速道路での風切り音を五月蝿いと感じても、冷えは問題なし。
顎と首は弱い風で、効果あり。顎は NEOTEC 3 のチンカーテンで防げるし、首はジャケットの襟の問題。胸も同様、弱い風のため、ロングスクリーン + X-Creen が防寒効果を発揮していた。
ただ、スクリーンの幅が狭くて、二の腕が冷える。
世に何種類かある ADV160 用のロングスクリーンは 皆、幅が狭い んですよね。ハンドルを切ったときのミラーとの干渉を避けるためと、何より見た目なんだろうと推測しています。
見た目より実利な ぽてちは、ミラーステーを 2cm 3cm シフトするくらいやるんだけどな。そういうパーツ、世にあるし。
高速道路が多く走行風が激しい大型だと追加の着込みをするとこですが、 ADV160 ではそこまでする程ではありませんでした。用心で 2 種持って行った追加着は 着膨れ疲労 を嫌って使わず。
80 km/h 弱と 100 km/h の走行風の違い、大きいんですよね。 80 km/h になると突然激しくなる印象です。
なお、ストリートガードだと肩は大丈夫。走行風がなめているはずの わき腹から腰が冷える速度と気温でもありませんでした。
インドネシア HONDA の小ぶりな ハンドガード は、小ぶりなりな効果を発揮 していました。
冬グローブと電熱グリップ を使っても 12 度になると少々キツくはあったけど、指先が触れているようにすれば耐えられないほどではありません。 6 度で多くが日陰だった富士見の峠でも同じ。
大ぶりなものは、ハンドルを切ったときスクリーンとの干渉が課題になるはずで、現状が落としどころか?と思う。
ハンカバ を試してみる予定なれど、やはりスクリーンとの干渉が懸念される。(やってみたら大丈夫だった)
防風ジーンズ は、気温 18 度でも冷や冷や感じた BMW のライティングジーンズと異なり、確かに防寒性能がある。
今回もまずまずの防寒性能を見せましたが、気温 14 度以上の町中用と考えるべきか。とは・・・
『チョモランマ』併用で、太股側面と上面は 6 度まで下がった富士見の峠でも冷えを意識することがなかった。( F800 GS で真冬の高速道路だとストリートガードでも冷える)
が、十分に覆われない 足首が厳しく冷え、やはり走行風を受けつつ足首から冷気が侵入する 脛が冷える。高速道路では 12 度あっても同じ傾向。
ぽてちには長さがちょと足らないわけで、足首を覆うシューズもしくはブーツに、ロングタイプのレッグウォーマーを併用すべきだと思うた。
シューズは通常の防水スニーカーで、脛が冷え始めた少し後に、つま先が冷たく辛くなってきた。つま先の冷えは BMW のシューズでもブーツでもほぼ同じで、真冬のツーリングは F800 GS でも ADV160 でも 中敷きホッカイロが必要 だと結論。
往路は藤野 PA ピットインで雨具の下を履いて対処して、帰路は富士見の峠を越えたところで何とかしないとヤバイ!思って中敷きホッカイロを急遽購入し、同時に写真のような 酷い 対策を。
意外にも、これがだいぶ効果あった。(^^;
総じて言えば、 14 度を切るような気温のときは ADV160 でも 相応の着込みと装備が必要で、着たり装着したり、脱いだり外したりが 楽ではない な、と。
着込めば着膨れ感ありますし、窮屈で身動きしにくく身体が重くなって シンドイ っす。
トイレに行きたくなったときなんか骨ですよ。何枚も脱がなきゃ用を足せないのですから。
同じ事は温泉にも言えて、広くはなくベンチも少なく人が多くてサワサしている脱衣所で 脱ぐ・着るの面倒 を思い、諏訪まで行って 1 度も温泉に入らず帰ってきてしまいました。
寒さや冷えとは異なる話しで、 ADV160 の長距離ツーリングについて。
シートに乗せたクッション材の、さらなる試行錯誤が必要。以前よりは良いのだけど、時間とともに座り直しが増えていきました。
宿に到着後や帰宅後に尻の痛みが残ることはありませんでしたけど。
荷物を載せてサイドスタンド停めだと傾きが大きすぎるように感じる。
なのに降りるときちょっと引っかけるとスタンドが戻りかけて、倒す寸前になりました。
実は ADV160 導入初日に押して前進させるときそれをやってしまい、車のボンネットを傷つけてしまっています。(^^;;;
大きなトップケースに荷物を入れて後席にもサイドバッグの重さが加わってリアヘビーになったせいか、ちゃんと握っていないとハンドルがブルブルと左右に振られる。
サイドバッグは、自分の付け方だとシート下へのアクセスがだいぶ面倒になって、どうしてもの必要に迫られなければ使いたくないと思った。
今回は、右に折り畳み椅子と工具ポーチ、冬グローブを。左にお止まり着替えセット 2 セットと寝着、パンク修理材ボンベを入れてましたが。(ブルブル対策にならんか?思って一部をシート下に移動)
使うなら、シート下は 帰るまで開けないつもり で非常用物品に限らないとなりません。
すなわち、雨具を防寒にも使うつもりなら、シート下に入れておくのは不適。
よって積載の観点で、荷物の厳選が必要。多泊の着替えを持つのが難しく、少なくとも上着シャツは 2 日に 1 枚の割り切りが必要。
重量物になるレンズ交換式カメラを持って行っても、体力の余裕がなければ 億劫で取り出さない。 F800 GS より疲労が少ないはずの ADV160 でもそうなのだから、自分の体力の問題ではあるのだけど。
積載の観点からも、どうせ使わぬレンズ交換式はリストから落とすべき。すなわち、持って行くのは首に提げておけるコンデジ( GR3x )だけと割り切らないとならん。
急勾配の登坂で曲がりくねる細道でも、倒す心配なく 登れた。軽さと AT( CVT )のおかげ。
同じ理由で、細道全般、入っていく気になるし、停車して「どうしよう?」も、戻る転回も気軽にこなせる。
やはり軽さと AT のおかげで混雑と渋滞が大型より楽だし、何度か書いているように、一般道で車の後ろを走るストレスが小さくて済む。
そうしていて気づいたんですけど。軽自動車は、やっぱり遅いですね。運転者の問題もありましょうが、「車なり」の速度が低いですよ、やっぱり。
よく聞く ベッドライトの暗さ をやはり感じましたが、陽が落ちて以降は諏訪の町中だけだったせいか、特に気にすることなく走れました。
真っ暗な山道でどうか?は・・・ たぶんその機会はありません。
ちなみに LED はコストをケチると 暗い んですよね。輝度は高くて眩しいのに、明度が無い。なのに色温度が高くてさらに見にくくしているし。カットラインがはっきりしていて切り方が手抜きなせいもあると思いますが。
ぽてち的には、 F800 GS 程度のコストのかけ方ならハロゲン灯の方が見やすくていいと思うのよね。真っ暗な山道で カーブの先をまるで照らさない んだもん。( R1200 RT は偉かった)
懸念の高速道路は。今回のように空いていれば、第一走行車線べったりで実速度 75~80 km/h(メーター読み 81~86 km/h )維持の努力をしていれば大丈夫。
帰路の甲府昭和から八王子バリアまでのガラガラで単独走行は 76, 77 km/h(メーター読み 82, 83 km/h )の巡航が多かったと思います。
75~80 km/h は低すぎのように思われるかもですが、トラックや軽自動車に多い 80 km/h 走行の実速度は、皆こんなもんです。
第一走行車線べったりなトラックの後ろで実速度 75 km/h 巡航は気楽なものでした。走行風も一段弱くなるし。
八王子からは交通量が増えてビュンビュン抜かれましたが、後ろギリに迫って横ギリを抜いていく車が湧くほどの交通量でなく。「みんな速いねー」くらい。
渋滞は、そりゃ苦痛だし疲労が増す。でも 軽さと AT のおかげ で、どちらも深刻なものではありませんでした。
帰路、高井戸手前から三宅坂までの断続的な長い渋滞に阻まれたけど、調布で下りず外苑まで乗っていた。それが示していると思う。
なお、メーター読み 100 km/h(実速度 92 km/h )まで困難なく出ますが。
「そういう車体じゃないよ」と言うてくるし、回転数がトップエンドに近づいたままになって「させない方がいい事をさせ続けてる」思いを強く抱くし、燃費が極端に落ちる し。
高速道路も走れてツーリングで大きな利点になるけど、本領ではないですね。「ギリ」感を抱いて、それなりに気を使って走る感じ。
対して、信号機少ない地方の国道 を単独に近い状況で走っていると「これよ♪ これ♪!」といった感じ。
速度は 55~58 km/h 、概ね 57 km/h(実速度)巡航だったと思います。
車やトラックの後ろにつくと 40~50 km/h に落ちるけど、速度が低いだけなら AT のおかげでそう苦痛じゃないし、淡々と走っているとそのうちいなくなる。
これで諏訪から甲府昭和へ下っていくと平均燃費計がジリジリ伸びて、 48.6 km/L まで行きました。富士見の峠以外は下り基調だから伸びたのはありますが、平坦でも 45 km/L 近く行ったのじゃないかしら。
快適だし燃費はいいし、まさに 本領!
といったとこで。 ADV160 は 一般道トコトコが優れて快適♪ そして ツーリング適性がまずまずある と認定です。
気候と天気が良く装備が身軽なら、諏訪まで行くのに尻の痛み以外は困難も苦痛もなく、楽しく走ってこられます。
高速道路適性は低いので、大型のように飯田まで一発で行くとか、駒ヶ根まで日帰り往復するような計画はできません。
混雑と信号機の海を回避する利用 が現実的で、これをできるのが、原付二種クラスの大きさ重さでありながら高速道路に入れる ADV160 の大きな長所 かと。
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