試してみたいと思っていた ADV160 による 1 日ツーリングを実施。ねらいは
- 高速道路で妥協線の巡航速度を、ある程度の時間走って探る。
- 中央道の登り勾配でどうなるか?を試す。
- 相模湖東からの R20 で車の後ろを走るストレスを試す。
- 登り下りクネクネが多い山間部でどうか?を試す。
- 各道路状況で無意識の巡航速度を探る。
- 一日乗ると、テコ入れしたシートの具合がどうか?を試す。
- 一日乗ってもハンドルライザー無しで大丈夫か?を試す。
- ツーリングでの燃費を確かめる。
てなところ。ちなみにメーター誤差は、これまでもちらちら書いてきたように、概ね
実速度 30~50 km/h で
4 km/h のハッピー
実速度 50~70 km/h で
5 km/h のハッピー
実速度 70~85 km/h で
6 km/h のハッピー
この先は急に大きくなっていき、実速度 104 km/h で
11 km/h ハッピー
メーターの値から引き算した値とナビの値を突き合わせて、実際の速度を確認していました。
以下、速度を書いているものは実速度です。そして実速度は、ナビ 3 つとスマホが同じ値であることを過去に確認済み。
以下、速度は
実速度で書きます。
さて。
6 時出発のつもりが
8 時出発になったのは、
お約束。(笑)
家から相模湖の辺りまで、
信号機と遅い車の嵐 でストレスが大きく、これだけで
疲れ果ててしまう のもお約束。
よって、首都高速の
都心環状から相模湖東まで、
上道 を走ることにしました。
非力な
ADV160 。全体的に流れが遅い首都高速はまだよいとして、
流れが速いときの高速道路は走行車線を走っていても後ろから追いつかれて
ギリに迫られ て、
すぐ横を抜いていかれる怖さ があります。
だけど、嵐のストレスと疲労が巨大ですから。これまた
妥協 で、相模湖東まで乗ることにしたわけっす。
首都高速は都心環状も新宿線も 50~70 km/h で流れていて、
ADV160 でも問題なし。西新宿 JCT から永福の先まで、ズルズルの渋滞でした。
ここでやはり思う。
車体が軽くてクラッチ操作なし は、渋滞しても
疲れにくい な!と。
中央道に入って、走行車線で
80 km/h の巡航を心がける。
平坦だと意外に苦労しません でした。
調布の手前から多摩川直前(オービスがある)まで、ズルズルの断続的な渋滞。
渋滞解消後も
80 km/h 巡航を心がけて、
トラックの後ろ についたときは
70~75 km/h の
気楽な巡航 でした。
大型二輪では停まらない石川 PA で停まり、この先の長い
登り勾配 に挑む
気合いを入れる。(笑)
登り勾配が本格化する八王子バリアを越えてからは、さすがに
速度低下しやすく、速度維持に
少々の 苦労をする。
80 km/h を維持しようと努力していたのですが、苦労が少々だったのは意外でした。そして
交通量が少なくて、走行車線を走っている分には速い車が真後ろに迫ることがなく、合わせて
「思ったよりは苦労しないな」でした。
順調に小仏トンネルを抜けて、相模湖東で降りずに
相模湖まで行ってしまうか? とも思いましたが。車の流れをリードするペースで走れず
冷や冷やするのは嫌だなと、予定通りに相模湖東で降りる。
ここから大月を越えるまで、ほぼずっと、
車の後ろを 35~50 km/h で右に左に曲がる道を走ったのですが。これも意外なことに、
ストレスが無い。
信号停車ほぼ無く 35~50 km/h で流れている分には、ストレスが無いと
言い切ってしまえる。
出力、ギア比、車体の軽さと安定性に旋回性、クラッチ操作なし。
すべてが下道走りに丁度よく調和している感。
混雑した都内ではちょっと不足に感じる瞬発力を求められることがなしい。
こりゃ下道ツーリングに最適なバイクだな! と、確信す♪
大月を越えたら
流れが 40~55 km/h になって、単独走行になってもこのペースで走りました。気楽だったから。(笑)
そして休憩を予定していた、
道の駅甲斐大和 に到着。約 3 時間。
ベンチで煙突をやりながら
この先はどうしよう? と考える。石和で温泉に入ることも考えて、ナビ登録していました。
出発が遅れた &
帰路に高速道路で急ぐことができない バイクだから、風呂に入っていると
帰宅が遅くなってしまう。
そう結論して、フルーツライン(広域農道)→ 大菩薩ライン( R411 )で
柳沢峠を越えて道の駅小菅村を目指すだけ にしました。
燃料は? ここまで 115 km ほど走っていて、悪く転んでもまだ
150 km 大丈夫な はず。
でもスタンドが無く燃費が落ちる山の中に入るし、どう回り道(山道)することになるかわからないし、
セルフを探して疲れた身体で給油するのも億劫。
勝沼 IC チョイ先のセルフスタンドで
給油してから柳沢峠を目指す ことにした。それなら
帰庫前給油まで心配なかろう、と。
このときの燃費は
44.9 km/L でした。
ちなみに帰庫前に給油したときは
45.37 km/L で、この日の合算は
45.15 km/L でした。
高速道路も山道も走らず平坦な幹線道を信号停車少なく淡々と走れば、蘇我から辰巳まで走ったときのように
50 km/L 近くいきそうです。日本でそんな恵まれた状況はまずありませんが。
とりあえず、ツーリングでは
43~45 km/L を期待 してよいのかもです。すると
7 L 使って
301~315 km 走れる計算。
ツーリングでは「 300 km に近づいたら給油しよう」が可能らしい。
フルーツラインに入って早々に、路側の駐車スペースで写真を撮る。
山梨市や石和の方向です。奥の中央アルプスが雪を戴くのはまだ 1 ヶ月も先のことでしょう。
続けて R411 を目指したわけですが、 R411 に併走する形の県道をしばし登る。これが
強烈な登り勾配 になって、直線部分で気づいたら アクセル
ほとんど全開。(^^;
全開にしたらどうなるだろう?とやってみたら、アクセルがミリ動いて
3 km/h 増速し、
53 km/h に到達しました。(^^;
ふつーの速度域で、大したことない標高の登りでパワー不足による頭打ちは、これまでバイクで経験していないこと。
新鮮だ!♪ と、思わず嬉しくなっちゃいました。(笑)
まぁ、ぽてちが
クッソ重い のも
巨大な原因 なんですけど。(^^;
R411 に入ってどんどん登っていくと、
寒くなってきたなー! と。 ADV160 の気温計は 25 度から
23 度に下がっただけでしたが、これは
変化が鈍くて追いついてなかったからのようです。
峠の市営駐車場で、積んできたかなり
古い BMW ウィンドブレーカーを着込みました。
これで以降の気温も空腹による寒さも問題なく過ごせた。ちなみに峠を越えてすぐのところ、
路傍の気温計が
13 度でした。寒いわけだ。(^^;;;
地図は
上が北になってないと読み取りに大苦労 する ぽてち。(^^;;;
この後は
丹波山村まで長く下り坂が続いて、 30 km/L 台まで落ちた平均燃費計が少しずつ上昇していく。
40~50 km/h くらいの巡航で右に左にヒョイヒョイ曲がりつつ
「こいつ、疲れないゾ!」と感心する。速度が低いせいもあるけど、軽くて
ブレーキもよく利いて、
ストレスフリーでした。
道は荒れ気味で、 LEAD125 よりだいぶマシでありつつ、シートに
だいぶ仕込んであっても ガタピシ☆は不快だなー、と思うた。
尻が痛くなってきていた し。(^^;;;
丹波山村からまたけっこうなクネクネ峠を越えて、小菅村。
道の駅小菅村 は中心部から少々登っていったところにあります。
ここ、何度も前を通っているのだけど、入ったのは初めてでした。
疲れてきたのか、売店や食堂を覗いてみる気にならず。駐車場の奥の方で
ベンチに座って煙突休憩をとりました。
後から思うと、生鮮農産物くらいは見ておけばよかったかな。谷間で畑地が少なく、
相棒が歓迎しそうなものは期待できないと思ったこともあってパスしたわけですが。
休憩後に、計画通り
松姫峠の旧道 を走ってみたいと出発。
が、が、が。旧道に入って即、
通行止め。(T_T) 懸念していたのですが、
懸念した通り でした。
この旧道は、大月と小菅村を繋ぐ
クネクネ舗装林道 だったのです。
50 年も昔 の GW に、初導入から間もなく嬉し楽し♪の自家用車で、爺さん婆さんも乗せて走った道でした。
当時からけっこう長いこと、どうしてもの
用事がない車は入っていかない、
深山に分け入っていく細道 の空気がありました。峠を越えた先も、山奥の小菅村ですし。
ひょいと行ける大月からで
アクセスがよく、
手軽に深山に分け入る雰囲気を得られるのが好きで、免許をとってから
レンタカーで 何度も走っていました 。
大月のホカ弁屋で唐揚げ弁当を買って、頂上近くの眺めがよいところで食べたり。夜中に星を観にいったり。これが 35 年くらい前。
バイクでも 1 度、たしか K1300 GT で。(すると 15 年前)
以下、近年の様子を Google map で何度も見ての話し。
ダムができて、いよいよ秘境感♪といった辺りから
今どきな新道 に変わってしまった。深い谷間に「場合によっちゃここから先は通行止めね」ゲートがあった
旧道や、
渓流釣り場は ダムの底。
ダム手前からの
新道は 長いトンネルで峠をくぐる 今どきの道で、道の駅小菅村にほど近い辺りまで作られました。
実は、ダムの前後は別として、峠を越える
クネクネ旧道が残っている んです。 Google map のストリートビューでも見ることができます。
が、よくあるように、
土砂崩れ等で通行止めになって復旧が手つかずのまま放置。昨今
とてもよくある これを懸念していまして。(^^;
通行止めになっていたら、どうしようもない。ゲートをこじ開けて入っていく、そこまでやる気もない。たいていは、
本当に通れなくなっている部分が存在するようですし。
チャリだと、持ち上げてゲートの向こう側に落とし、人間はよじ登って越えていく。そんな人がいるようですけどね。そういう人の blog で、
バイクじゃ本当に通れない 部分があるのが通例だと知りました。
もし通れなかったら、の
B 案に切り替えて、
上野原に出る県道 を走ることにしました。
松姫峠旧道を走れないなら、上野原に比べて
家から遠い大月に出る意義は薄いですから。柳沢峠を越えたくらいから
尻が痛く なっていて、
人間ガス欠で 疲れ を感じてもいて、大月から都留に回って秋山道を走る
回り道をする気を失っていた し。
で。この県道も、
山間の長い谷道 で味わいがあって
好き♪
柳沢峠から小菅村までと同様
いつまでも右に左にカーブ しながら、大筋で標高を下げながら、でも
小さな峠越え のような登り下りがいくつかあって。
これまでと同じ
のんびりペース で、走ることを楽しめました。
尻が痛くてキツかった けど。(^^;;;
前に書いた
ぶ厚いハニカム形状ゴムクッションが、座り心地のカギになっているのですが。
長時間の乗車で潰れて しまって、
クッション性が落ちてしまう ようなんですね。
ぽてち、今
めちゃクソ重い し。(^^;;;
帰った翌々日に、同じくぶ厚くなる
Air Hawk に交換 しました。これなら
時間で潰れてくることがない。
空気量調整が微妙で、いいところに持ち込むのがけっこう大変なんですけどね。少なすぎるとクッション効果を失い、多すぎるとプチ・バランスボールか。(^^;
強めの減速で
尻が前に滑ってしまう ことが判明したタケガワの
メッシュシートカバーを、ついでに
撤去。
こりゃまたお試しツーリングに出ないとね♪ d(^o^)
上野原で
R20 に出て、相模湖 IC まで往路より車が少なかったくらい。 40~50 km/h の、
ADV160 が
いっちゃん気楽なあたりでテレテレと 走れました。
相模湖 IC から乗った中央道は基本的に
下り勾配 で、往路と違って
速度維持が容易。
80 km/h 巡航を心がける。
交通量は平穏の範囲で、走行車線で真後ろに迫られることがなく。でも右車線で追い抜いていく車が多数。
気になったのは
調布から渋滞 の情報で、その後、先頭がどんどん先へ伸びていきまして。
尻が痛くて、石川 PA で短時間の煙突休憩。
上野原では情報が「調布から高井戸まで」だった
渋滞がどんどん伸びて、とうとう「調布から
三宅坂まで断続的」にまでなっていて、
どうしよう?
回避ルートが無い んですよね。目指すのが都心環状だから。外環道が通っていればなぁ...
決心がつかぬまま出発して、走りながら「
突っ込むしかないよな」と考えていたところ。調布 IC から渋滞している様子が目に入る。
過去たくさんの事例から、三宅坂までの
渋滞具合が脳裏を過り...
調布で下りた。
調布からの
R20 が混雑・渋滞しているのは
覚悟のうえ。幹線国道の割りには
道幅が狭く て走りにくく、随所で速度が下がったり、
信号機の度のように詰まっている ことも
覚悟のうえ。
同じ渋滞でも一般道の方が避難休憩をし易いと考えてのことでした。
ところが。予想した、ベッタリ、ほどには混んでいなかった。
そして。
交差点の度に左車線が
左折車で詰まってしまう ことがお約束の R20 。それを
みんな知っていて、交差点が近づくと
右車線を走ろうとする んですね。
すると、
詰まっている車の後ろまでは左車線が空いている。そんな事が多い。
ここで、車体が軽く町中に焦点をあてた旋回性で
車線変更が容易 、かつ AT で
速度調整容易 なことが、その
威力を発揮。(もちろん後方確認は厳重に行っていた)
覚悟したストレスと疲労がほぼ無く、 40~50 km/h で ゆったり走りきることができました。
この速度域、 ADV160 のギア比的に「春」な楽チンさ♪なんですよね。
尻は痛かった けど。(^^;;;
いつものスタンドで給油。 ADV160 は LEAD125 より空気抜けが良いですね。
すでに書いたように、この日の総合は
45.15 km/L でした。
かつて
LEAD125 で景徳院へ行ったときと
ほぼ同じですが、燃費が落ちる高速道路と峠をいくつもこなしてのこと。
優秀 ではなかろうか。
ほぼ 17 時に帰庫。出発から約 9 時間。
ODO 距離が
822 km に達する。
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