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2024.12.31

お泊まりツーリングでテスト(1)


 上の写真はトップケースの重量。重い割りには物が入らずお泊まりの荷物は苦しいと、今回は却下。ソフトバッグ L を使いました。


 昨年の正月以来 2 年ぶりのお泊まりツーリング。プルプル( F800 GS )で決行。とりあえずの目的は、

 一つ。プルプルの特徴をつかんで、バイクに合わせる工夫の人間フィッティング可能なところを把握し、どうしても必要なバイク側フィッティングすべき部分を把握する。
 一つ。約 2 年ぶりのお泊まりツーリングと、大浴場から眺める駿河湾の景色を楽しむ。


 前回は G310 GS でしたが、身にまとうものを R1200 RT 基準にしてしまって厳しい冷えに消耗して、大反省することになりました。
 12 月半ば以降らしく朝ここまで下がった


 ことからも警戒をして、準備を考えていました。

 アンダーウェアにひだまり本舗チョモランマ プロ(「エベレスト」のちょい上をいくらしい)を用意。


 パンツの方は、下に極薄アンダーパンツさらに 履く。

 ソックスは、コミネの分厚いメリノウールで長いやつを用意。シューズはロングブーツで、もちろん中敷きホッカイロを仕込む。
 上半身は、薄い吸汗速乾アンダーシャツの上に、やはりひだまり本舗チョモランマ プロ。普通シャツを着て、(お高いのを知らずボロボロにして叱られた)カシミアの薄セーター

 用心で、いつも使う極薄ウィンドブレーカーでなく、約 10 年前に買った BMW のウインドブレーカーを積む。風を通さないから思ったよりあったかくて、お宿で食堂や風呂に行くときも役立ちます。
 前回は駒門 PA 緊急ピットインでジャケットの下に着て、助けられました。(いま思うと、足柄にも寄って建物内で暖まってから出発すべきだった)

 アウターは、もちろん上下とも ストリートガード。 RT では使わなかった、パンツのサロペット部も装着です。

 グローブは、試しで買って大多喜往復テストで好印象だった、タイチの中ボアでロングのもの。 RT では使うことがほぼ無かった電熱グリップを積極的に使うと、夜で 6 度の高速道路でも大丈夫だったものですから。
 ワンダリッヒハンドガード エクステンション や、下部を広げた スクリーン EXTREME が効いていると思います。


 比較使用でやや劣って感じた BMW 2 in 1 グローブは、今回は積まず。タイチと同時に買ったデイトナのロングのものを、予備で積んでおく。
 タイチの中ボアが手汗で湿ってしまって冷えて、電熱グリップでも足らなくなったとき試してみるつもりで。

 フラップ( X-creen )をスクリーン サイドにも付けて 3 枚化


 した効果は、


 大多喜往復テストで確認済み。


 肩と上腕にあたる強い走行風が、だいぶ和らぎました。直進してくる走行風を、スクリーンとフラップの隙間から吹き出す風が 10 cm ほど跳ね上げ、横に跳ね除ける、期待通りの効果が得られたわけ。


 もちろん、巨大カウルで社外の大スクリーンを付けた R1200 RT ほどの防風性はありません。
 ビキニカウル的で標準がメーターバイザーな F800 GS では、ここまでが限界望める最上の防風性だろうと思います。見た目を度外視ですが。

 考えたけど却下したのは、電熱グローブ、電熱ジャケット、電熱パンツの電熱 3 種。何度も考えたけど。

 上記の衣類、特にストリートガードで十分に身重かつガチガチで身動きし難くて、ちょっとたち歩くだけで疲れてしまう状態。これ以上の窮屈と面倒は、よほどの時でないと覚悟できないと考えました。
 乗る度に、結線してからエンジンかけて、そこからジャケットや裾とブーツをめくってスイッチを入れて再び整えることも、思いの外たいへんです。

 大多喜へ行ったテストでもクルーズコントロールのセットが R1200 RT の 103 km/h から 85 km/h に落ちていますし、晴れて気温も冷え込まぬ予報を見て、却下を決定。
 陽射しがなく 6 度を切るような高速道路を急ぐなら「よほどの時」に相当すると考えますが、今回はそれに相当しません。


 で。 希望の時間に 6 時間遅れ て出発。毎度のことですね。(^^;;;


 荷造りが夜中までかかって朝食後に寝直しちゃったのが最大の原因ですが、荷物を持って下りてからも不思議なほど時間がかかってしまって。
 ソフトバッグ L の取り付けと空気圧調整、新しいヘルメットシールドと防曇シートの組み付けは、時間がかかりそうだから前の晩のうちに済ませておいたのに。

 ちょっと作業しては一服の休憩を繰り返していたのが原因。としか思えないほど、特に何かをした訳でなく。(^^;;;

 バイク慣れを失っていて、細かなことを思い出しながら細かな事をやっていて。何は積んだ方がいい・何は要らないも、ダメ出しが済んでいない慣れぬバイクだから、いちいち考えながらやっていて。
 最後の、窮屈で身動きしにくい身体でブーツを履く苦労を先延ばしした面もある。(;^^;)


 出発してしまうと、大きな問題はシート だけで、あとは予想の範囲内で進行する。
 「こりゃ参ったな」は、江田バス停から綾瀬スマートまでの長い渋滞。と、繰り返し、シートでした。

 標準シートにゲルザブとコミネの 3D メッシュカバーを付けただけだと、ラリーシート同様、尻の痛みが耐え難くなるのはテストで既知。追加でエアクッションAir HAWK )を付けると多少マシになる事も、既知。
 足柄 SA までは何とか大丈夫だったあたり、エアクッション追加の効果が出ていました。

 足柄で、遅い昼ごはん。重くてゴワで負担に感じるストリートガードを脱ぎたいけど、置いておくところがありません。
 身重なまま、疲れを感じ始めた身体であれこれ見て回る気力は無く。


 レストランが脱げて楽かも♪ 思ったけど、外国人客が注文を決めかねて並んでいるのを待つ気力も無く。
 お約束の かき揚げ。ここは蕎麦が無く、うどんですが。


 かき揚げがグニャっていず、ほのかな暖かさもあって ヨシ!


 出発前に、キツい尻の傷みがそろそろ始まるだろうと、予防的に痛み止めを飲んでおきました。うん、それでもダメ。(^^;

 沼津で伊豆縦貫道に入った頃には痛み始めて、何度も何度もお尻モゾモゾ座り直したり尻を浮かせてみたり。繰り返していた。そのうち痛みが疲労を招いてしまって、最後はフラフラ
 通例にしている宿入り前の給油もパスして、宿に直行しました。


 伊豆月ヶ瀬から土肥に抜ける船原峠で感じたこと。 50, 60 でテレテレ流している分には、カーブが恐くない。ハマると、ぎゅーんと曲がっていて 気持ちよい。(ちなみに、タンクにペッタリくっつく前寄り座りがとても良いです。尻が余計にキツくなるけど。
 そしてあらためて、 R1200 RT は我が手に余っていたのだな!と思うた。

 西海岸を南下する道のアップダウン繰り返しでも感じたこと。排気量なりの力と低回転トルクがあって、シフト回数が少なくアクセル開閉の動きも小さくて、楽♪


 前の車の影響で速度が落ちた際や登り勾配にさしかかった際に、シフト操作さぼって 2,500 rpm を切るような回転数でアクセル開けると、盛大に ブルブル して面白い。
 5 速 6 速だと、エンジンの負荷が大き過ぎぬよう薄く開けても、プルプルでなく ブルブル。盛大にブルブル。(^o^)

 薄く開けてる分には 2,750 rpm くらいでプルプルに戻って、 3,000 rpm を超えるとプルプルもあまり感じなくなります。あまり感じなくなるけどちゃんと残っていて、力の出てき方やタッチに線の太さがある
 そして、せっついて来ない んですよね。ピックアップが悪いわけじゃなくて。追い越し等で大きめに開ければ、キレーに、かつ俊敏に回っていくですよ。おっと!まだ初期慣らしも終わってなかった!となる。

 このエンジン、好きになるかも♪

 エンジンに感心することはあっても、好きにまでなるのは滅多になくて、 DOHC VTEC の H22A エンジン以来かも。その前だと、 MVX250FV3 エンジン。
 S2000 の F22C 型エンジンも短時間試乗で「タイプかも♪」思ったけど、たった一度の短時間会話で理解を深めるに至らず。


 閑話休題


 西海岸を南下する道のアップダウン繰り返しで、あらためて考えたこと。シフトペダルをちょびっと長くできないかなあ?

 シューズ(ブーツ)の厚みと着座位置で変わることなんですけどね。踏むとき、足を持ち上げるのにヨイショ!となるから少し下げたいでも上げるとき、現状でもペダル下に足先を入れるの失敗する事があって、下げるの無理。
 ペダルとペダル先の取り付け角度の調整で何とかならないか、工場長に訊いてみるですだ。

 もう一つ、ブレーキペダルを踏んで利き始めるまでのストロークが大きくて、利き始める位置が深すぎること。
  G310 GS と同じです。タンクにくっつくように前座りすると踏み込み不足が生じにくいのも同じ。 G310 GS では調整不可能な造りと言われて、中華の怪しい拡張プレート載せて誤魔化していました。

 どうしてタンクにくっつくように座らない?

 シートが細くて堅くて、さらに前細り。前に座ると股ぐらと尻が速攻で死ぬから。(^^;

 ブレーキペダルも工場長に相談してみるつもりですが、 G310 GS 同様に無理そうだと思っています。 CB1300 SB は自在に調整できたのだけど、 BMW はさせぬ造りなんですよね。


 伊豆月ヶ瀬から土肥へでる船原峠に入ったら、数台前にダンプで「ダンプくんのドライビングスクール」状態。
 G310 GS 同様に F800 GS も前の車に合わせてついて行きやすいのだけど、ダンプのペースは さすがにイライラ してくる。でも車が数台挟まっているから抜き去るのも無理で、目に入ったコンビニ駐車場に飛び込んで、長めのタバコ休憩でバイバイしました。


 ここも風が強くて、立ったら折り畳み椅子が動いてしまうほど。でも、日暮れどきなのに 11 あって、予報通りの暖かさ。たいして寒くないのに、 2 年前の記憶と風で寒いと思いこんでいました。

 休憩させてもらった義理で飲料等を買って峠を登り始めてすぐ、あら~、遅い「わ」ナンバーに追いついちゃったよー。
 ぎゅーん! v(^o^) あっ慣らしが終わってないんだった。(^^;


 あれこれ考えながら、土肥からはずっと車の後ろについて走って、駿河湾の凄い夕焼けに見とれそうになったり。(^^;

 お宿に到着。


 気温が 14 もあって 2 年前のように冷えで消耗といったことはなく、でもバイク慣れを失っていて疲労したのと、シートにやられた 尻の痛みで消耗 しました。(^^;

 なお、上の写真は前回の給油から家までの 1.6 km 他が加わっていて、当日のみの表示は下。


 帰り道の途中まで給油しなかったものだから、往路だけの燃費は不明。帰りに函南で給油したときの燃費は 23.92 km/L で、期待以上と言うか、期待した範囲の上限くらいでした。

 松崎や下田へ行くと。伊豆縦貫道や修善寺道路を含めて高速道が長いことと、伊豆月ケ瀬から現地までの一般道往復 90 km くらいに信号停車がほとんど無いことで、遅すぎる車に阻まれなければ燃費が伸びるんですよね。
( RT はいつも通りだったけど、 G310 GS は伸びました)


 チェックイン時にちょっと無理を言って夕食を遅い時間にしてもらって、部屋で 1 時間のゴロン。疲れたー。尻が痛いよー。(^^;;;

 2 年ぶりのお宿の夕食。


 蓋がのっている鍋の中は、「穴子のとろろ焼き」なるものでした。



 食後にまたしらばくゴロンして、大浴場へ。戻って早々に寝る体勢入りしたけど、エアコンのいい設定をつかめず、慣れぬ枕もあって、夜中に何度も目覚めてしまった・・・

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