X-T5 について
次のネタは、 FUJIFILM の X-T5 。
先にまとめると。
小学生の頃に憧れた一眼レフカメラを彷彿とさせる、それっぽいけど厭味の無いデザインがとても良い。昔の一眼レフより厚くて重いけど、全体として大きさにまだ手頃感あって、手に取りたい気持ちにさせる。
操作性も良好。迷いや変な色気をまだ感じるけど、カメラ(写真機)を志した X 機らしさが戻ってきた印象。バリアングル LCD を止めたのも大朗報。(この流れで、 X-Pro4 をケチらずに作ってほしい)
でも「 4,000 万画素センサーの採用は 大きな失策 で、名機になり損ね た残念なカメラ」
かなぁ。
おフランス国ではよく売れているそうですけど。
大失策であることに間違いないと考える理由と、多くはそれに起因する残念な部分について、あれこれ書き綴ってみたのですけど。
だいぶ長くて細かくクドいし、4,000 万画素センサー採用は現在完了形でもう変えられないことだし。要するに 糞味噌 に書くことになってしまったし。ポイントだけで短く書き直しです。
一つ、モヤった写真になりやすい。
拡大して観ると、微ぶれているときと、ピントが合っていないときの 2 パターンあります。手ぶれ補正搭載レンズに換えると微ぶれが減り、ピントはレンズを換えても同じ。
3,600 万画素の D800 が登場したとき、撮影に三脚が必須だと書かれていたこと。覚えていますか? by 宇宙アイドル
一つ、白っちゃけた写真になりやすい。
明暗差に弱くなったようで、コンデジほどではないけどコンデジに似た印象の、全体的にハレっぽい写真になりやすいです。 Lightroom による微調整でシャドウをわずかに上げると締まりの無い画になってしまいやすくもある。ここもコンデジっぽい。
X-Trans CMOS では初めてのこと。 X-Trans CMOS 機らしい、粘る階調と深みのある色が醸す立体感が、どこへ行ってしまった?
これももちろん、レンズを換えても同じ。
一つ、 AF-C がまだまだ。だいぶ、まだまだ。
X 機は昔から言われ続けていることですが。せっかくの被写体認識で、ちゃんと認識しているのに AF が追いつかずハズレになる率がまだ高いレベル。
もち、のロンで、レンズを換えても同じ。
一つ、 X-Trans CMOS 機らしからぬ高感度ノイズと高周波部分のメロ融け。
Lightroom Classic の強化ノイズ処理が見事だから、ノイズはまぁいいんですけどね。
一つ、被写体認識にすると測光が強制的に認識被写体(スポット?)になる。
これは大問題です。顔/瞳認識を搭載したときからの大問題で、だから使えずにきています。未だに改良していません。
口汚いけど、でも気持ちを率直に表すよう書いてしまうと、面と向かって「おまえら馬鹿か?」と言葉を吐き捨てたいくらいです。
いじょ! (火暴)
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