天城の捨て猫、その後
甘ったれで可愛いけど、「ヤなものはヤなの!」系お嬢ちゃん。(火暴)
仕方ない。気にしちゃいけない。と、何度考えても。頭に引っかかって離れなかったです。
道の駅天城越えの、捨て猫 のこと。
あれだけ鳴いて人間に近寄ることからして、絶対に野良猫ではない。見知らぬ人間への用心深さがなさ過ぎでした。
立地からして、どこかから迷い込んだ猫でもない。車から逃げてしまった迷い猫だったら・・・ 逃げるタイプじゃないし、もし逃げても即座に確保できるタイプ。
間違いなく、大切に飼われていたのに棄てられた子。天城の過酷な環境で雄々しく生き抜いてきた、野生の実力者ではありません。
大事に飼っていた婆ちゃんが亡くなって、子夫婦が面倒みれないからと、棄てに来た。とかなんですかね?
女房に赤ん坊ができて、赤ん坊の怪我やアレルギーを恐れる旦那か親父が棄てに来た。とかなんですかね?
雪国に比べればマシだとは言え、あんな過酷環境 に、わざわざ連れてきて棄てなくてもいいのに。気の毒な。(T_T)
一般的な家猫種って、人の手(ご飯提供)がないとすぐに死んじゃう んですよ。ご飯を巡って狸やハクビシンと争ったら、ほぼ間違いなく大怪我をして、遠からず死んじゃいますし。
15 年も生きられるのは、人間から大切にされる猫だけのこと。ご飯を安定してもらえぬ本物の野良は、温暖な東京でも 5,6 年といったところでしょうか。それも体力知力に恵まれた子で、多くは小さな子のうちに死んでしまう。
どこかから流れてきた新しいのを、この 1 ヶ月で 2 回、うちの駐車場前で見ましたけど。小さな子で、まだ 1 歳になっていないかもしれない。目の周りと鼻周りがぐじゃぐじゃ 。毛もばさばさのヨレヨレ 。(^^;
すぐ逃げちゃうから、「外の奴ら」に混じって おねーちゃん提供のご飯を食べることができていないはず。ヤバイなぁ。(^^;;;
うちの周りの「外の奴ら」が、いなくなる子がいくつか出てしまっても、 6 つくらいが長くウロウロしているのは、安定してもらえるご飯のおかげ。冷え込む時期に倉庫と毛布を提供してもらっているおかげ。
(それでも冬は鼻水と目ヤニで汚れて毛がバザつく子が出てしまうのだけど)
奴ら、前のおねーちゃんに感謝してもしきれないほどです。
後で考えるに。天城の捨て猫は、店の人がナイショでカリカリを与えていたのじゃないか と思います。
観光客からのお裾分けだけじゃ、あの体型を維持できないでしょうから。栄養失調による風邪の様子もなかったですし。
でも、これからの冷え込みはねぇ・・・ 気になって頭を離れなくて。(^^;;;
暮れの 30 日恒例、喜楽飯店で昼ぐあんを食べる行事。時期にしては温かい雨が降る中を、シーザーで出発しました。
第一級の寒波が下りてきていて、明日から急速に冷え込む らしい。大手町で 1 度とか 0 度の予報だった。
んな話しをしていたら、たまらなくなってもうた。(^^;;;;;;
首都高速を 新橋で下りて、家に 戻る。
相棒の反対なし。ずーっとぐずぐず聞かされ続けるより、好きにさせる方がマシだと考えたのでしょう。(^^;;;
相棒は キャリー と毛布と湯たんぽと「ちゅーる」を用意しに上がって、ぽてちは倉庫部屋で必要そうだと思われるものの準備。
シーバ、紙皿、ペットシーツ、ウェスタオル、ホットマット、車載冷蔵庫をも動かす大きなモバイル電池、 70 L ゴミ袋、養生テープ、ハサミ、カッター、傘、長時間戦を覚悟で人間防寒着、ホカロン、etc ・・・
ちょと時間がかかってもうて、 10:40 頃に再び出発しました。
本物の野良猫や半野良 化した猫だと、とてもじゃないが ぽてちが身柄を確保するなんて不可能 です。少なくとも捕獲器が必要で、捕獲器にかかるまで何日もかかるでしょう。
が、日曜日の様子からして、シーバか「ちゅーる」と通常のキャリーで 何とかなるのじゃないか? と思えたから。
上手く行って連れて帰ったら。
まず猫医者に連れていって預けて、シャンプー・駆虫・触診検査・血液検査・レントゲンか CT ・ワクチン注射等、施してもらって。
預けている間にホームセンター行って、ケージとトイレとご飯皿を買って、給水器は使っていないのが 1 つあるから、電気ストーブも買って、倉庫部屋にセットだな。あ、リードもだ。
んで、上記措置に加えて避妊か去勢の手術もうちで持てば、譲渡先探しを主目的にしている保護猫カフェで受け入れてもらえないかな。
ダメだったら、うちの子に会わせてみるか。間違いなくダメだろう・・・
とりあえず自分が倉庫部屋に常駐するくらいのつもりでつき合うか・・・
などなど、考えながら進行。お約束の大和トンネル渋滞くらいで、他は順調に。
鮎沢でトイレストップをとって
ついでに昼ぐあんで 揚げたて♪ コロッケ 1 つ。
急いで食べて、先を急ぎました。
御殿場を過ぎた辺りで雲が切れてきて、晴れ間が広がり始めた。時期にしては異様に暖か。三島で外気温計が 17.5 度にもなってビックリ。寒波の前に、強い低気圧が近づいていたようです。
(夕刻から洋上が激しい波浪だったらしい)
到着した道の駅は 11 度。やっぱり 下界とは違う。(^^;
駐車場に入るとき、猫の姿がチラリと見えた。よし!
「まず桜葉餅を買ってきて」と、相棒に売店へ行ってもらい。ぽてちは シーバ を 2 本紙皿にあけて、キャリー と「ちゅーる」も持って、奴がよくいるらしい方へ。
チラリ見えたし、用意している間に鳴き声が聞こえたのだけど。意中の場所に行ったら姿が見えませんでした。
遠くには行っていないはずだと、紙皿シーバをざらざら鳴らしながら「ご飯だよ~」「どこにいるのかな~」「ご飯だよ~おいで~」等、呼びかける。
そしたら何度か目に「なー!」
どこだ?!
さらに呼びかけ繰り返して、目で探したら。
お裾分けをもらえて間もないらしく、ぽかぽか陽射しを浴びて優雅にくつろぎ始めたところだったようです。
ざらざら鳴らしながら声をかけてもお返事だけで下りてこない。何度か目に ご飯だ!と気づいた らしく、盛大に鳴きながら下りてきて、すぐ近くまで寄ってきた。
でも、反応からして、シーバじゃ畳み込むように身柄を確保するのは難しいと判断。「ちゅーる」をシャキーン☆! (笑)
別の紙皿に出して、一部ついて残った袋を鼻先に出したら、匂いに大反応。(笑)
ベンチに飛び乗ってきて、ちゅーるの空き袋を夢中で追い始めました。
このタイミングで相棒が戻ってきて、細かなことをお叱り口調で言うのは悪い癖。細かなことにも気を回して丁寧なのは、良いところなんですけどね。
この際は 勝負!で優先順ってものがある から無視で、猫に集中!
同じくこのタイミングで一人、見知らぬおねーさんが寄ってきて「何をしてる?」と。
「保護です」「保護なの?」「そう、保護。ちゅーる好きか♪、はい、こっち。お皿にたくさんあるよ~♪」と紙皿を鼻先にだして、夢中で顔を突っ込み始めたところで、紙皿をキャリーの奥にゆっくり入れる。
キャリーの中に半身を入れて、ちゅーる皿を追いました。
いい子だねー、ちゃんと入ろうねー、シーバも食べていいからね~等、声をかけながら 尻と後足をゆっくり押し込んで。
急な動きで驚かさぬよう、慌てずに チャックを閉めて、確保♪! (^o^)
思ったより容易かつ短時間で確保でけた。 v(^o^)
近寄ってきたおねーさん。「保護?保護は保護の人が来ている。保護の人を呼んで来なきゃ」etc、ぽてちには解らぬことを言いながら店の方に行きました。
で、もう一人のおねーさんを連れて戻ってきた。のが、後ろ足と尻を押し込んでいたタイミングだったかな。
どうやら、連れてこられたおねーさんが主体で、猫の保護に来たところ だったらしい。
だいたい同じ時間に到着して。(向こうの方が少し早かったよう)
ぽてちは日曜日に猫の様子を見て姿や人慣れぶりを知っていて、どこら辺にいるかの心当たりもあって。身柄確保の後に店の人へ声をかけようと考えて、車から直行即座に着手したわけですが。
保護のおねーさんは、先に店の人と話しをしに行ってたらしい。
あらためて「何をしている?」「保護」「どこの人?」「東京」「この後どうする?」「東京へ帰る」「猫はどうする?」「連れて帰る」 etc の 尋問 があって。(笑)
ちなみに。
虐待目的で捕獲する馬鹿者もいるらしいから、猫に一生懸命な人が疑って「何をしてる?」「猫をどうする?」となるのを知っています。
捕獲と連れ帰りが善意の行為でも、安易に考えていて、猫が不幸な結果になるケースがあることも知っている。やはり疑うでしょう。
ぽてちだって疑うもの。(^_^;)
だから不機嫌にならずに答えましたですよ。身柄を確保できた安堵感で機嫌よくなっていたのは確かですが。(笑)
面倒くさいタイプだったら面倒だなぁとは思ったけど、大丈夫だった。
おねーさんから聞くに。
月曜日に観光客から通報があって、ネットでも保護依頼の通報があって、それで遠く 熱海から 保護しに来たそうな。
保護猫活動の NPO 法人を立ち上げて保護活動と保護猫カフェをやっているとか。
最後の尋問となった「連れて帰ってどうする?」に、「困っているんですよ。日曜日にご飯をせがまれてから気になっていて、寒波からの避難保護が先だと、とりあえず来ちゃったけど」から話しが 急展開 しまして。
ぽてちの「家が狭くて飼えない」には、ワンルームで 3 つ飼っている人もいるから大丈夫だと返ってきましたが。
相棒の「今いる子が同居は無理な性格」に続けた「三毛だし」が 炸裂!
おねーさん 2 人「三毛かー! あ゛~!」となって、4 人 大笑い 。
猫好きの会話と反応だなーと。(笑)
連れて帰った後の目処が厳しいなら、保護と譲渡の活動やっている うちに託してもらった方が良いのじゃないか?
これだけ人懐こい子は譲渡先が決まるの早い と思う。
とのことで、そうさせてもらうことにしました。
キャリーから捕獲器に移してもらって
よろしくお願いします 。m(__)m
キャリーの中でも、捕獲器に移ってからも、とても大人しくしていて良い子でした。完璧に、元、大切にされていた家猫です。
で、ほっとして帰路につく。気温は異様に高かったけど、風がだいぶ強くなっていた。
付いたときより気温が上がっていた。
緊張して、集中して、安堵して、予想外の展開に驚いて、もっと安堵して。テンションの上下が大きく長い時間を過ごしたような気がしちゃったけど。
わずか 30 分の、あっと言う間 の出来事でした。
安心して気持ちの余裕が生じたからでせう。「筏場の山葵畑」を相棒に見せようと考えて、湯ヶ島から回り道。
細いクネクネ峠道になって、路面に大量の濡れ落ち葉が続く。
クネクネぶりは天竜川沿いの県道と少し似て感じたです。人里が遠い山奥感でも、路上に流れ出た泥・砂・砂利の有無でも、天竜川沿いの道よりマシだったけど。
こんな道をメバチくんで走ったとは、 10 年前の ぽてちは若かったんだなぁ。(爆)
到着して。
冬は色が冴えず燦めきも無くて、ダメっすね。山葵も、周りの木々も。(^_^;)
夏は山葵の緑が綺麗で、清流も素敵に見えるのですが。見た相棒も、冬は見に来るほどじゃないらしいと言う。
ただ、この規模の(非観光)山葵畑を見るのは初めてで、一見の価値はあったそうな。
谷間で強風となりにくい地形なのに、けっこうな強風でした。
この後、よく寄る「 JA 伊豆の国グリーンプラザ伊豆の国」(長い (笑) )で野菜を買って帰ろうと、韮崎を目指す。
道中、修善寺の手前で見つけて入りました。
あ、真妻種と書かれたものも置かれている♪
これで韮崎に寄る必要がなくなった。
野菜はその気になる物がなかったようです。
乗る前に見たら、ひどい落ち葉汚れ。(^^;
車のドアを開けるとき、用心。すごい風だね-! と話しながら出発。以降、寄り道することなく最短時間ルート。
修善寺 IC で修善寺道路に入って、伊豆縦貫道、新東名と乗り継ぎました。
伊豆縦貫道で。
往路御殿場あたりまでの曇天が嘘のような晴天。でも、暴風と言っていいほどの強風。洋上の湿った空気が吹き込んでいるのか、やや霞んでいました。
新東名で。
富士山頂の暴風ぶりがわかりますね。
帰ってから、東海汽船の船が遭難しそうなほど波浪に揉まれている動画を目にしました。入港できず引き返して、欠航になったそうです。
東名では、まんまるお月様が大きく真っ正面に。
どこにも寄らず、17:42 に帰庫。
ODO 計が 13,700 km を表示しています。
シーザー前の 3 台と違ってシーザーは、コンスタントに乗っている方だと思う。最初はよく乗るけど、そのうち意に反する反応や動き方が嫌になってトンと乗らなくなる、そんな傾向が無い。
ホント、運転の苦や嫌な動き方が少ない、よくできた実用車です。(^_^)
この日の天城行きも、「距離あって疲れるな」とか「嫌な動きでストレス受けるの嫌だな」とか、微塵も頭に浮かぶことなく「ちょっとそこまで、用足しに♪」感覚で出ています。
おしい! 思うのは 120d じゃない (出力が少し小さい)こと なんですけど。 320d と同じエンジンなのに。
でも、もしかすると、 118d であることでミッションを軽くできているのかも。
あとはシートだなー。上体のサイドサポートが無いも同然で、これは首都高速を流す程度でも疲れちゃって良くないですよ。ここは新 118 が羨ましいです。
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