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2020.08.26

夏の天竜川ツー(大急ぎ)



 初日の晩から危惧しておったのです。浜松から帰る道中の気温を。


 ツーリングを決意した週の予報では、本番日が雲がち雨がちで 30 度とか 31 度だっんですよね。降られても困るけど、概ね曇天で時どき降るくらいだと予想していた。
 帰る日は、 31 ~ 33 度くらいの予報だった。運良く低く推移すれば、闘いにはなるけど激闘とはならない。なっても激闘区間が長くない。

 それが近づくにつれて上がっていって、前日昼の予報ではとうとう、低いところで 34 度。概ね 35 度で、静岡 38 度。沼津や横浜 37 度。東京 36 度。晴天。

 さすがにマジびびりました。(^_^;)

 陽射し下の路上の実際は、予報やアメダスの値より高いのが常。それぞれ 2 度足した値で考えておくのが無難。
 そして陽射しが感じさせる暑さと消耗は、同じ気温で曇天の何倍かになる。

 疲れてきているところでこんな気温に長時間さらされたら。熱中症で救急車搬送とまでいかなくても、フラフラでヘタリ込んで動けなくなったり、双葉 SA でメバチくんを倒したときのようになりかねない。

 この調子だと、 8 時に出発するときには 30 度を超えているはず。(帰宅翌日以降の我が家は 6 時半に 30 度を超えていた)
 暑さ対策ばっちりなら 30 度は快適の範囲で走れるけど。 32 度になると闘い。

 負けずに済むか? 必死の激闘になる 34 度を超えちゃうのに。それも長時間。

 そんな危惧。(^^;



 これが我が家の夏。もう頭おかしいっすね。(笑)


 2 日目に「さわやか」から宿までの 34 度 33 度を走りながら考えていたこと。宿のすぐ近くのコンビニで夜の腹騙しを買ったときも、汗だらだらで考え続けていたこと。


 途中、富士宮から本栖湖あたりに避難するとか、御殿場から山中湖に避難するとか。ダメだ。そこまでにもう負けかねないし、上がっても日中は立派に暑い。
 涼を得て体を休めるなら、風通しのよい屋内で扇風機と横になれるところが必要。安い費用で晩までの長時間を過ごせる、そんなアテはない。

 かなりの早朝に出発して、暑くなりきる前に走り抜けてしまうのも手かな。

 その手で成功を得るなら 5 時には出ないとならん。 4 時間半かかるとして 9 時半着。 32 度にはなっている頃だろう。
 待てよ。 4 時起きとか、ぽてちができるのか? 厳しいよなぁ。(^^;
 理想の 3 時起きで 4 時出発は、絶対に無理。(^^;;;

 ならば連泊に変更して、疲れを散じてから帰るか?

 でも。明日の丸一日、暑くてホテルを出られず、出られてもすぐ近所のコンビニがいいところ。昼でも夜でも、食事に出るとか、どこか観光するとか、できる状況じゃない。
 不足感に包まれながら暇を持て余すことが 100 % 確実。

 翌々日も暑い予報だから、寝コケて溜めた体力で闘えることだけが利点だな。あ、ホテルで無為な一日を過ごすのもバケーションっぽい?♪とか。(笑)


 チェックインのとき、朝食の予定時間を訊かれて困っちゃった。(^^;
 「どうしましょう? 明日は東に向かうルートが凄い暑さの予報なんですよ」と、声が出ちゃった。
 で、いちおう 7 時でお願いしますと言い添えて部屋に上がった顛末。


 で、同じことを何度も何度も考え・・・何度も何度も。普通に勝負したら負けが確実だと結論。
 SA・PA でのへたり込みを繰り返して帰着が深夜になるのはまだヨシとして、走行中に意識を失ったり双葉 SA でのように身体が言うことを聞かなくなったら大事故。

 20 時頃にフロントへ内線電話をかけた。


  04:05 に起きて、深夜の腹騙しに買っておいたクリームパンで朝食。 05:10 過ぎのチェックアウト。冷凍庫に入れておいてもらった保冷パックを受け取って、お世話になりました~♪




 エアコンで冷えたレンズが曇ってしもた。


 05:29 出発。もう 28.5 度。




 晴れ。日中の多湿な暑さを予感させる、べたっとした空気。

 浜北 IC に向かう途中のセルフで給油。 05:46 、 29 度。




 静岡県内の新東名道は、概ね 28 ~ 29 度でした。 80 ~ 120 km/h の走行風を受けて、朝の陽射しがあっても快適の範囲。空いていたし、負担感なく、機嫌よく進行でけた。

 初体験の制限速度 120 km/h は、精神衛生に良かったです。
 あの道で 100 km/h 制限とか、のろのろ走って時間を無駄にしている感と馬鹿馬鹿しさで、イライラしちゃいますから。 120 km/h どころか、 140 km/h 制限でよい道でしょう。


 清水 PA 、06:51 、まだ朝のうち。 28 度。宿から 97.5 km 。




 水分補給と一服の休憩を。




 日陰に座り込んでタバコ。 2 本で出発。
 時間(気温上昇)との闘いですから、売店もトイレも、必要に迫られなければ入らず先を急ぐべ!と。


 富士宮の先で空の一部が曇ってきて、前方には地表まで覆う暗い雲が。中では雨が降っていそうだと思わせる雲塊。
 突入すると、極わずかな霧雨が舞っておったです。 27 度。

 駿河湾沼津 SA の手前で雲塊を抜けて晴れ間が見えて、気温が上がる前に足柄 SA まで標高を上げていったから。概ね 27.5 度を維持。
 37 度予報を恐れた沼津あたりがこれで良かったです。(^^;

 御殿場まで帰ってくると、完全に日常圏。
 疲れているときは鮎沢 PA で休憩をとることが多いけど、休憩すべき疲労を感じていず、水分補給も大丈夫。そのまま進行。


 気温が上がってきたのは、大井松田の手前くらいからでした。中井で 32.5 度。厚木の手前で 34 度。ここからが激闘!

 疲労していなかったのでしょう。「このままいけそうだ」と。


 行けそうでも水分補給をするべきだと考えて、港北 PA に入る。 34 度。




 ここでショック!なことが発覚。
 売店でよく買って帰る冷蔵中華肉饅の扱いが無くなっていたんですね。おねーちゃんに訊くと「無い!」とな。

 おかーさんに訊くと、製造元が製造を止めてしまって取り扱いが無くなったとのこと。秋には自社製品(山崎パン)を扱い始めるとのことでしたが・・・

 1 本吸いに行って、外の売店車で冷凍のニラ饅頭 12 個入りを買って、また 1 本吸いに行く。
 空調服を使っても暑いし座って休めないし、ぼやぼやしてると気温が上がってしまう。出ることにした。


 出たとき 35 度で、すぐに 34.5 度。多摩川の上で 33.5 度になって、越えたら 34 度が続く。
 やっぱし激闘だな、と思うた。(^^;;;

 でも、疲労が浅いからでしょう。意欲的に闘っていたと思う。v(^o^)


 首都高速を下りて間もなくの信号停車中に、ワオの ODO 計が 15,000 km を迎えました。




 この後、給油。 35 度。




 給油してから帰る気になったあたり、距離相応の疲れはあっても、やっぱり疲弊していなかったんですね。
 バテていたら、倒すことを恐れて給油せず帰る気になったはずです。


 09:29 帰庫。 36 度。 253 km 走ってきて、ぴったり 4 時間。




 我が家はこの日 38 度超え。前日と同じ時間に出ていたら、帰庫時にその気温でした。

 何よりも。
 宿から島田金谷あたりまでの闘いの後に、そこから帰庫まで、長い激闘になったはず。厚木からは 37 度前後だったことでしょう。
 思い返すに、これだとたぶん負けた。(笑)

 そして、やや寝不足だったとは言え概ね足りていて、気温上昇との競争のテンションもあったからか。
 眠くて危ないとか、身体がシンドくて辛いとか、ならずにも済んだ。


 早起きで暑くなりきる前に帰ってしまう作戦、 大成功♪


 帰庫後、倉庫部屋の 40 年前クーラーで身体を休め休め、荷物を下ろしたり、格納の儀式やら片付け整理やら。家に上がったのは 11:10 。

 あんちゃん 2 日とちょっといなかった影響は?




 いつもより少し、近くにいようとしてたかな。

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