換算 41 mm の妙
一眼レフ型の X-T* を導入する気はさらさら無いと、前の記事で書きました。
「でもやっばり・・・」でなく、やっばりありません。(笑)
X-T 一桁なんか、とってもカッコイイんですけどね。世代的に、一眼レフカメラに持つ「イメージ」にドンピシャです。
Pen F もクラシカル デザインだけど、あちらはもう 10 から 15 年上の人が抱く懐かしさじゃないかな?と思う。
小学生の頃の ぽてちがカメラを意識したときには、「古い」と感じて憧れの対象にならなかったクラシカルさかな~。 Nikon S 的な感じ。
その点、 X-T 一桁はイメージど真ん中。大きさも当時の一眼レフを思い出すようなコンパクトさで、なおさら刺激されます。
なんだけど。
X-T2 なり T3 なりを買ってしまったら、 Nikon 一眼レフとレンズの登板頻度がさらに落ちてしまう。(^^;;;
現状でも滅多に持ち出さないのに、風景どころか動きものを撮るときですら X-T* を持ち出すようになってしまうのが見えている。
小ささ軽さに釣られて、「動体で AF ヒット率の低さは妥協しよう。ぜんぶ外れる訳じゃないから」とか、自分に言い訳を始めること間違いありません。
自分をよくわかっている ぽてち。(笑)
だもんで、箱型スナップシューターこそが FUJIFILM X の神髄だ!
とか言うてる面もある。本気でそう思っているのも本当なんですけど。(^_^)
両方の観点から「ツボだな~」思ったのが、 1 時間ちょいレンタルした X100F だったりします。
(記事に書いた X100T は間違い)
小学生の頃に憧れたのは一眼レフだけど、中学生になるとき買い与えられたのはコンパクト機。
カラーの現像代にビビリながら家族旅行で撮影班。中学校の写真部で安く自己現像できるようになって(白黒のみ)、ちょこちょこと撮ったものです。新宿までチャリで行って、長巻きフィルムや印画紙を買っていました。
X100* は、その頃のコンパクト カメラを思い出すデザイン。
見比べると違うんだけど、なんかイメージ。
正面から見る OVF 窓が、とても効いているように思う。
某プロ写真家が「 X100 は、電池が入っていなくても楽しめる 初めてのデジカメ」と、何度も言うてました。
正直なところ、そこまでかな? と思ったけど。(笑)
X-Pro2 がそういう面を持っているし、わかるように思いました。やや大柄で横長に過ぎて感じる X-Pro2 より、さらにそれっぽいし。
その某プロ写真家がよく紹介していたように、パリやニューヨークで 50 代から上のお洒落れな女性がぶら下げている姿が、メチャメチャ格好いい。
50 代 60 代のおっちゃんが、パブでテーブルに置いている姿がメチャメチャ格好いい。
そんなシーンの写真を見て、撮ることを考えていないファッションの「ダテ」カメラかな?と思っていたです。
手ぶれ補正が無いとマトモに撮れないだろうと思って。
ところが、ところが。
手ぶれ補正がない XF27mm F2.8 を街スナップで使ってみて、 X100F をレンタルで 1 時間ちょい使ってみて。
低い F 値でボケ過ぎ気味を受け入れつつ、高い ISO 感度と手ぶれ打率も受け入れつつ、「それでも良いじゃん♪アリだわ♪最高のスナップシューターだ♪」と思うた、土曜日丸の内。(^_^)
X100F に「なるほど!」思っただけでなく、 XF27mm F2.8 にも「そっか!」と思うたです。
絞り輪を無くしてでも薄くしたのが 27 mm(換算 41 mm )なんですよね。
35 mm や 23 mm は主流すぎて勝負をかけられなかったのだろう。そうも思うけど、 27 mm の換算 41 mm は「頃合いの画角」です。
ぽてち子供の頃のコンパクト機って準広角の 38 ~ 43 mm くらいが多くて、そこらが事実上の『標準』扱いだったと思う。( 38 mm だと勝負をかけ気味な感)
これ、何度も繰り返していますが。(笑)
ハイブリッド OVF を筆頭とする扱う楽しさ・手にする心地よさをも愉しむつもりで、 X-Pro2 でスナップ撮りをするとき。
(たとえ「つもり」が無くても、そうなってしまうのだけど)
単焦点なら XF27mm F2.8 を選びたくなるようになりました。
要するに XF27mm が「ちょうどいい具合」なんだけど、 35 mm でも 23 mm でもなく 27 mm をパンケーキにしたのは、そこを狙った確信犯ではないか?
んなこと、思いつきました。
Nikon にはこの画角がありません。
飛ばしてもいい(無くても仕方ないと受け入れられる)画角なんですよね。
んなこと考えた日。スナップシューターにこだわりを持つカメラメーカーは、 FUJIFILM だけじゃないかしら?と、あらためて思うた。
他社にスナップシューターがあったとしても、ラインナップの本流として狙ったのでなく、たまたまそうしただけじゃないかしら?と。
Ricoh GR だけは、デジカメ スナップシューターの元祖だと思いますけど。
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