スナップ写真撮影講座( 1-2 )
もうすぐ発表される Nikon のミラ-レス機。公式テザ-映像を元に、少しずつ分析が進んでいるようです。
思うに、フルフレ-ムであることは間違いないでしょう。たぶんセンサ-は SONY 製だと思う。
マウント径が 50 mm くらいだろうと言われていたのを裏付けるように、径がけっこう大きく見えます。
これまたたぶん、もっと大きなセンサ-に対応するマウントだと思う。
商業写真や風景で、中版への要望とニ-ズがあるはずです。
応じるか否かは、 Nikon の経営判断ですけどね。伝統の F マウントを使わず新しくするなら、応じない方が不思議です。
今さら「高い動画性能」は、お呼びじゃないはず。 Nikon 1 で懲りたはずだし。
SONY α が APS-C とフルフレ-ムで、一般消費市場にやや軸足。 Nikon はフルフレ-ムと中版で、商業写真市場にやや軸足。そんな棲み分けかもしれません。
APS-C と中版を分けた FUJIFILM 。各社の判断があって、面白いと感じています。
絵作り・画風について、ぽてちの真の好みは Nikon 。 FUJIFILM も好きだけど、やり過ぎと感じることが、ちょこちょこある。でも何よりも、カラ-調整ほぼ不要の楽ちんさが好き。
ほぼ余談ですが。 SONY は ぽてちの好みとチト違う。だで、 RX100 系に手がでません。
もしかすると、SONY の画風が好きな人は RICOH GR も好きかも。
話し戻って。
D850 で、 Nikon も楽ちんになりました。
カラ-バランスをいじらずに済む楽ちんさ♪に加えて、画風が好み。
大きく重くなければ、 Nikon がメインで不動のはずなんです。操作性や確かな手応えも、圧倒的ですしね。
FUJIFILM X の「扱う楽しさ」とは異なる、自在で極めて確かな心地よさ。
ミラ-レスの機構と新しいマウントの新しいレンズ群で、大きさ重さがどうなってくるのか。
Nikon DSLR が他を圧倒している AF の性能は、ミラ-レスでどうなるのか。
正確な仕様一覧と、早い人のインプレが楽しみです。(^_^)
いきなりの長い閑話、休題。
スナップ写真撮影講座のこと。
初回のガイダンス的座学をうけてきたと、 1-1 で書きました。
過去に 3 回受けた FUJIFILM のスナップ写真撮影講座で聴いたことと、そこそこ被る内容でした。
X100 から始まった FUJIFILM X は、スナップ写真の DNA が濃い。ア-ウィットだブレッソンだ、スナップ写真のあり方を変えた著名な写真家の作例をいくつも見せて解説しながら、「そもそもスナップ写真とは」から説き起こしていくものでした。
「著名な作家の定評ある写真をたくさん見ろ」が繰り返され、参加者が撮ってくるべき課題写真への要求レベルも高かった。メモや記録・記念でなく、スナップ写真を!と。
そして、講評もシビア。口が黙していても、黙していること自体と、気を遣って言葉を選んで語る内容や目や表情と、すべてが雄弁だった。(笑)
いま思うと、かなり濃密で高度な講座でした。課題の提出と講評が辛かったけど、めちゃめちゃ良い講座だったわ~。
今回の講座ではそこまでの話しは無く(当然だべな)、一般的な助言と注意事項、といった感じ。
「この作例は、何をどう撮るか事前に考えて、ねらってるよ。季節も時間帯も選んでいるし、撮るとき時間かかってるよ」
要するに同じでした。「動いて視点を変えてみろ」も同じ。
似たような話しで、「光の向きと質をよくよく観ろ、活かして撮れ」が「反射を活用しよう」になっていた。
反射を活用しようと思ったら、光の向きと質に目がいきます。
人物点景の話しが、 FUJIFILM の講座では「奇跡のようなタイミングをねらう」姿勢と、そのための「事前設計」と「長い待ち時間」を強調されていたのに対して。
今回のは、「点景として活用してドラマ性を持たせる」だった。が、見せられた講師の作例は、絶妙のタイミングをねらったもの。光の向きと質も、強く強く意識されとった。もちろん、練られた事前設計がなければ撮れない写真。
同じことを考えていても、いま伝えようとするものが違う。そんな印象でした。
作例で見せてはいるのだけど、口にすることは平易で、要求が控えめ。すなわち「まずは好きに撮りなよ。参考までにね」的で、想定する客のレベルが幅広い。客がカメラで楽しむ、レジャ-度を意識している程度もやや高い印象を受ける。
そうも言い換えられると思うたです。
FUJIFILM の講座も素人が対象で、カメラのレジャ-なんですけどね。担当者の趣味性の高さが現れていたのでしょう。(笑)
シェアがシェアで有するカメラがスナップ志向中心だったから、客のスナップ経験レベルを高く想定していて、深堀りしていたとも思う。
未知の世界への明確な手引きを感じた、ひじょ-に良い講座だったと思います。無くなってしまったのが残念。
4 回目 5 回目と参加して同じことを繰り返し聴いて、徐々に体に染み込ませていきたかったです。
ちな、 Nikon の講座も良いのですよ。念のため。
かつて参加した鉄道写真の講座も、築地市場のスナップ講座も、同様。「まずは各人のペ-スでやってみよう」「実習現地で訊いてくれればどんどん答えるよ」といった導き方。
難しい・辛いと思わせないことも、一般対象で趣味を深めていくのに大切な方針でしょう。
鉄道写真の講座と言えば。
かつて参加したときの講師、助川康史さんが、講座会場の隣室で写真展を開催していました。
青春 18 切符のポスタ-撮影で有名な長根広和さんのもとで活躍されていて、 TV で有名になった中井精也さんも、かつては「同じ釜の飯」だったらしい。
めちゃめちゃ朗らかで、めちゃめちゃ おもしろ弾丸ト-ク。サ-ビス精神がはちきれているような お人柄。
別の講座でお世話になった長根広和さんも、似たようなキャラ設定だった覚えが。(笑)
長根さんが SNS で、新しい社用車を買い与えた・その分だけ働け-!と書いていたから、助川さん、こき使われているのでしょうね。(笑)
当日も、夜を徹して秋田から戻られて、朝から展示会場だったようです。
SNS で助川さんをフォロ-していなかったから写真展のことを知らずにいたですが、講師が「隣で助川プロが写真展をやっているよ」と。
で、休憩時間に行ってみましたです。
やられたわ。(笑)
冗談だけでなく、ほんとうに。やられた・・・
作品の数々を 1 枚観るごとに頭を殴られたように感じて、「これは凄い・・・」のつぶやきが何度も。
真似できるようなレベルじゃないですけどね。でも、家を出るとき頭に思い描くのは助川さんのような写真。現実はつまらない下手くそ写真だとわかっていて、撮りに行きたくなった。(笑)
ぽてちの場合は おままごとレベルなんですけど。こんなの撮ってみたい!と思うことって、必要なんだな~と思うた。
でないと、家を出ないです。(火暴)
本当にやろうと思ったら。
様々な撮影適地を調べて何度も何度も撮りに行って、もちろん担いで歩いて登って藪に分け入って、「この季節この時間帯に、こう撮ろう」を頭に醸成していかないと、撮れるものじゃないんですよね。
そこまでできない意味でも、おままごとレベルです。(^_^;)
とゆ-ことで、初回が終了。
助川さんのギャラリ-ト-クを聴きにいくことなく、ニコンプラザ新宿を後にしました。
台風が迫っていて、風による交通の乱れを危惧したものですから。(^^;
中央西口から入って、特急のホ-ムに上る。
特急のホ-ムは人が少なくて、楽に南口まで移動できます。d(^_^)
南口へ回ったのは、駅弁を買うことが目的でした。コンビニ弁当よりずっと高いけど、ずっと美味しいから。機会があったら買って帰ります。
蒸し暑くて、駅弁屋『祭』にも多い、甘辛い肉の弁当がちょと辛く。でも、こってりしたものを食べたくて。
絶滅の危機が叫ばれる昨今、ちゃんとした鰻屋の鰻しか食べないことにしているのですが。
いちお、鰻専門店だし。ス-パ-やコンビニ、ファストフ-ド等の乱売による資源圧迫と価格高騰の元になっている「土用の丑の日」が、とりあえず過ぎていたことだし。
一折りわずか ¥2,160- だなんて、これも乱売のひとつでなんですが。(^^;;;
バスへの乗り換えで駅を出たとき、雨無し、風無し。断続的な強い雨が降ったのは、夕刻からでした。
これなら助川さんのギャラリート-クを聴いてくれば良かった。(^^;
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