分散
毎朝変わらず乗っている地下鉄が、ちょっと空くようになった。おかげで時刻表通りの時間に到着します。
帰りの地下鉄も少し余裕が生じて、乗り換え駅構内もわずかに人が減って見える。
会社最寄り駅前のコンビニが、比較的若い男性客でちょっと混むようになり、ドト-ルは女性客の比率が高くなった。
今週になってから、人の動きが変わったと感じます。
朝練・朝補習や長距離通学の高校生が地下鉄からいなくなったのはお約束だけど、大した数じゃない。
大学短大・専門学校は、もとより乗車時間帯が大きく異なっている。
おと-さんたちが休みを取り始めたのが、大きいだろうと思います。
休みが分散するようになったんだなと、あらためて思いました。
昔は民族大移動と言うか、「盆は田舎に帰る」というやつが多くて、旧盆期に集中して東京が空いたものです。
小学校では「親の田舎に行く」 「親の田舎に行ってきた」と言う同級生が た~くさんいました。
今は、帰る先が遠い地方であることが減ったのでしょう。
夏祭りを筆頭とする地域の行事や親族大集合の時期に合わせる必要がなくなって、分散するようになってきたのじゃないかな。
以前も書いたことがあるけど。都心通勤圏の住宅地で、旧盆期や暮れ正月に路上駐車が大量発生するんですよね。
日頃はまず無いのに、その時期だけ大量の青空駐車が発生する。
親がいて帰省の先になる「田舎」が都心通勤圏の郊外住宅地で、地方の赴任先や反対側の通勤圏郊外から帰ってくる時代なんですね。
だからでしょう。青空駐車のナンバ-が東京神奈川を含む全国区で、地域ばらばら。
帰省だからでしょうね。警察も住宅前の放置駐車をお目こぼしなんだと思います。
考えてみれば、うちの相棒に帰省先を問えば、東京西部の郊外住宅地域になります。
以前は松戸から顔出しに行っていましたから、東西横断して郊外住宅地から郊外住宅地への帰省と、見事に合致します。
うちに子がいたら、子にとって じ-ちゃん・ば-ちゃんがいる「親の田舎」はそこなる郊外新興宅地。
子を遊ばせる山も小川も野も、鎮守の森も祭りもありませんが。
墓参についても、昔は出身地方の墓に赴いたたくさんの人たちが、大都市郊外の霊園に入り始めている年齢。
新盆の時期に休日を一日費やして行けば済んでしまう距離になりつつある。
首都圏から遠く地方へ帰省する人々は、今もたくさんいることでしょう。でも、休む時期の分散を感じさせるくらいに減ったようです。
TV は今も「帰省ラッシュで大混乱」とやっている番組があるに違いないと思うけど。高速道路の混み方を見ていると、だいぶ緩和しているように感じます。
乗車率 200 % なんて列車も、特定の便に限られるのじゃないかしら。
大きな潮流が海外を含む「旅行」に変化して、大移動がない繁華街の商業施設で買い物と外食に変化して、旧盆期の経済も変化してきているのでしょうね。
いいのか悪いのか、わからないけど。世の中こうやって変化していくのねと、通勤の地下鉄に乗っていて思いを新たにしましたです。
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コメント
最初の2枚を見て、初めて買ったフィルム一眼レフ(AE-1P)のシャッターを思い出しました。
追伸:お体お大事にしてください。
投稿: yoyogi | 2017.07.28 21:38
せっかく 200mm 相当まであるのだからと、廊下からドアの隙間をねらってみました。
猫は敏感なもので、カメラを向けていることをちゃんと感知します。
カメラを向けられるのが好きでなくて、そっぽを向いてしまいました。(笑)
投稿: ぽてち | 2017.07.28 22:36