ニコン DL 発売延期に思ったこと
このお知らせとお詫びで あっ!と思ったのは
とあったことです。
ニコンは 1 inch のセンサーに苦労してますね~。
1 V2 と 1 J3 のスチル画やモッサリにうんざりして、期待していた 1 V3 のサンプル画にもがっかりしたことを思い出しました。
1 V2 の AF 速度と正確さは、それはそれは見事なものだったんですけどね。
将来の動画マシーンをにらんだ開発が、ぽてちのわからぬ様々な理由で上手く運ばなかった。そんなことなのかもしれません。
そこで乾坤一擲! 1 inch 起死回生の DL シリーズを!
が、発売前からコケるとは。(^^;;;
近頃は部材調達や製造ラインの習熟を原因とする発売延期の報せをよく見るけど、今回の原因は重大でしょう。
書き換え可能なファームウェアのミスでなく、ウェハに焼き込む物理的な回路にミスがあったのじゃないかと思います。
発売時期未定となっていることからも、そんな推測をします。もし早急に解決できなければ、スペックの大幅ダウンをしても発売にこぎ着けられるかどうか...
かつて、あの Intel ですら、やらかしましたよね。改良品を作る以前の売ってしまった大量のチップをどうすることもできなくて、全ベンダーに BIOS を書き換えさせて(機能を封じて)対応していたと記憶しています。
一次量産を始めてしまったであろう不良チップの山。どこが費用を受け持つのだろう?
今後のロードマップにも影響してしまうことでしょう。
大ちょんぼをやらかしたのは、どちらかと言うと、 1 inch センサー開発を中心的に担っている外注先だと見ています。
ニコン側の担当者も、発売にこぎ着けた後に詰め腹ものでしょう。
カメラがどんどん高性能化しているのに、予算すなわち人員は増えず開発サイクルは短くなっている。そんな中で「現場が作れぬものの図面を引くことはできない」を無理押しした結果なのかもしれません。
三菱自動車の不正に通ずるものがあるようにも思えます。異なるのは、画像処理は不具合が発症してしまったら世間の目に隠しようがないこと。
加えて、 DL の発表を見たとき思った。 1 シリーズは終わったな、と。
順当な印象でしょう。 1 のあの静止画画質とレンズを含めたあの大きさでは、強力なライバルたちに敵うと思えませんもの。
もし、 1 シリーズがお家断絶とならなかったら。システムとして売り出してしまった以上、そう簡単に断絶できないでしょうし。
ボディは新機種の発売少なく細々と続いて、 1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6 が鳥撮りさんや飛行機撮りさんのサブとして使われていくのじゃないかしらん。スタジアム撮りにも良いですね。
中古レンズの出回り状況を見ていても、 1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6 が出ることは少なく、標準ズームは常に大量に出ています。
1 の使われ方が推し量れるように思いますですよ。
では、ぽてち的に DL はアリ? 無いです。(爆)
DL28-105 f/2.8-4 で EVF 内蔵の弁当箱型なら、「ニコンの画風で 1 inch は無理でしょ」と思っていても、アリだったかもだけど。
ニコンの多機能コンパクト機だから、どうせ動きがモッサリなんですよ、きっと。(笑)
電源を入れ直したとき、切る前に使っていた焦点距離へ自動復帰しない可能性すらあり得る。(^^;;;
(過去の悪行(過去機種のうんざりぶり)が、こういうところで尾を引く。(爆) )
ぽてちが願うコンパクトは、FUJIFILM X30 の後継が 1 inch センサーで出ること。
「それは無い」との噂話しが流れたし、センサーの都合やビジネスの都合からもたぶんそうだろうと考えつつ、待ち続けるのです。
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