通勤ダンジョン
東京で交通が大混乱する様な積雪は、今年はもう無いかな。
もしかしたら、もう1回あるかもしれません。
大混乱する度に思うのですけど、都心部で積るほど雪が降ったら鉄道を筆頭に交通機関が混乱するのは当然で、駅やホームが動かぬ人の海になるのは仕方ないこと。
多い年でも2度か3度の朝方。少ない年はゼロ。これだけ少なくて、死者が出るわけでもない事態に対応する設備改修で 2,000 億も 3,000 億もかけられるわけがないべ。耐雪設備は保守費用も高いだろうし。
運転要員も、順調に回っているのが当然のこととしてギリギリ回せる人数にプラスで、出庫直前にトイレ駆け込んだとかインフルエンザだとかの小さなインシデントに対応できる程度の人員。そこまで削り込んでいると思うんですよね。
一斉に設備点検に出るだけの保線要員も、手配できるほどいるとは考えられないですよ。
打てる手があるとしたら、相互乗り入れをできるだけ早めに打ち切って、状況を見つつ臨機かつ即座に大きく間引いて減便していくこと。
便数が少なくても、ノロノロ運転でも、止めずにとにかく動かす。そういう方針。
これくらいじゃないでしょうかね。
これでも、列車が一本どこかで故障頓挫したら全部が道連れで止まってしまうんですけどね。
正攻法の解決策は、まぁ、無いですよ。運行指令室がいくら優秀でも、どうにもならんでしょう。
便数が少なくてもノロノロ運転でも、とにかく動いていれば、それを奇貨とすべきじゃないかと思います。
そして思う。みんな~、通勤ダンジョンの攻略を楽しむの止めようよ~。(笑)
ライフライン系の人たちに出勤してもらうために、駅を大混乱に陥らせないよう待機すべきだと思うんですよね。
ライフライン系の人たちで緊急度の高い人は会社近くで前泊や社内泊をしているだろうし、多くは始発で出勤をかけて、大混乱が始まる前に乗れ切れるよう図っていると思いますけど。
しょせん半日のことなんですから。会社が言うべきなんです。
駅の大混乱が収束に向かって、無理なく乗れそうになってから動けと。
可能な限り早く出勤すべきとしているのは、どこも同じじゃないかと思う。
だけど、会社の営みを支える諸条件のうちの一つが支障を来しているわけですよ。もう、通常営業はできない日になってしまっている。
会社だって、電気、ガス、水道、ゴミ収集、交通、電話・通信、郵便、病院、警察、消防に役所 etc... と、様々な公的サービス・社会サービスが動いていて、その上で企業活動をできているわけですよ。
これらで日頃お世話になっている おとーさん、おかーさん、おにーさん、おねーさんに感謝する朝として、これらのサービス従事者を早く出勤させるために、自社の社員に待機とタイミング判断をさせても罰は当たらないと思うんだな。
大混乱のダンジョンをたっぷり楽しんできた社員も、様子を見ながら出てきた社員も、どーせ到着時間は大して違わぬはず。
上司は、早く出社した者を誉めてはいけない。午前中到着の範囲内で、できるだけ短い時間で出社した者の判断力を誉めてしかるべき。
そこで上司自らが有給を取って出社しないほどの有能さは、期待しては可愛そう。(笑)
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