知覧と、開聞岳の眺望
この日から全日空のバスツアーに参加。
寝坊で乗り遅れちゃイカンと、晩のうちに荷物のほとんどを荷造りしておく。ぽてちには珍しい手際の良さを発揮です。(笑)
部屋まで案内してくれたお嬢さんが言うていた、全国で4位にランクされたという朝食バイキングは、まずまずでした。
某ママさんに案内情報をもらって行った高山のホテルのバイキングを比べると、う~ん・・・ あっちの方が上かも。(^O^;)
混雑を恐れてちょっと早めに会場へ行ったことでイライラすることも無く、順調に朝ぐあんを完了。
この写真、バス待ち中の短時間に撮影。
夕刻まで曇りだった昨日と異なり、朝からよく晴れていました。
他のホテルを出発点に回ってきたバスは空で、客が ぽてち一人でした。鹿児島空港まであがって早朝の便で飛んできた客を拾い、逆戻りする形で南に下りて知覧へ向かうルートです。
自分の場合、鹿児島市と鹿児島空港とを往復する時間が無駄になります。空港での待ちまで入れると2時間くらいのロスでした。
鹿児島市を出発してそのまま南下できれば、2時間のロス分で枕崎や JR 最南端の駅もルートに入れられると思うのですけどね。
もしくは、鹿児島空港が出発点で市内のホテルに寄り道するルートであれば、チェックアウト時間までウトウトできたはず。
非効率で嫌だな~と思ったけど、ルートが定められているツアーバスに乗るのだから仕方ありません。そこは諦めて申し込んでいます。
自分で立ち寄り地とルートを組み立てるより、ずっとマシなはずだし。(^^;)
空港で6人の客を乗せて、合計7名+ガイドさん&運転手さんの9名で出発。知覧の武家屋敷と特攻平和館を目指す。
こんな地名の行き先看板、二度と見ることは無いかも。。。
遠いし費用がかかるけど思い切って旅行に行く!と、一念発起しなければ縁もゆかりも無いところですからね~。
ということで、知覧。
当日の選択があるようなので、ぽてちは武家屋敷の見学と撮影を主に、と考えていました。が、先の見学地である武家屋敷地域で置いていってもらって、6人が平和館を見学し終えてから拾ってもらう段取りはありませんでした。逆はあったようなのですが。
ま、これも仕方ありません。
たまたまご当主が出てきてご挨拶をいただく幸運に恵まれる。
作りがちょっと違いますよ、と。雨戸を見て何か足らないと気づいたか、と。
すぐに気づいた自分が答えましたが、戸袋が無いんですね。そして不思議な棒が立っている。
これは戸袋で視界を狭められることを嫌って、雨戸をL字になっている角をも回して通し、奥の一方にすべて収納する作りだそうです。
たしかに、障子ならば外に何者かが立てば一発でわかる。隠れ立つ面積を無くそうというわけですね。
そしてL字角に立つ棒。いざというときは武具として使うよう、外せるようになっている。
「武家」の屋敷なんですね。それも、他家同様に豊臣政権が樹立する時代まで内紛の叩き合いが絶えず、とりわけ激しかった島津藩。精強さで知られた島津藩だな~と思いました。
鎌倉幕府が任じた地頭職家の多くが南北朝と下克上の動乱で勢力を失っていった中で、島津家が勢力を保った理由の一つかもしれませんね。この、常在戦場の構え。
ご当主が出てきてくれたのは、長年の顔なじみになっているガイドさんの声が聞こえたからかもしれません。ご当人は「早飯に出ようと思って... 」と言うてましたけど。
ガイドのおかーさん、なかなか面白い人でした。初日のホテルは、結婚式をそこでやられると包む額を多くしなきゃならんところだとか。2泊目の宿は、ぽてちの年齢的に選択が正解だとか。
その他、鹿児島県人気質の話しや大久保利通のこと、ラサール高校卒業式の話しとか、あれこれと面白い話しを聞かせてもらったです。
ラサール高校の卒業式はたまたま列席する機会を得られたとか言うていたけど、普通は無いことでしょう。きっとお子さんがラサール高校を出られたのでしょうね。
特攻平和館はあれこれを見ると辛いので、入るのはパス。脇にあった三角兵舎を見て、大きな窓から見えたぼろぼろの隼を見たのみ。
同行のツアー客のおかーさんたちは、隼を見て「ゼロ戦だ!」でした。(笑)
ガイドさんが陸軍と言うていたじゃないかと思ったけど、そんな区別は無いのでしょう。
6名の方々が見学から戻るまで、知覧茶とポンカン飴を買って、ガイドさんに教えてもらったパン屋入口脇の喫煙ベンチで冷たい缶コーヒーと一服。至福のひとときでした。
この後、さらに南下して
食事に立ち寄る。
知覧は茶の一大産地だそうで、豚しゃぶ小鍋のつゆが茶でした。
ぽてちは、茶と言えば静岡。静岡茶が身近になる前の、子供の頃は埼玉の狭山です。小学校高学年以降は みかんと言えば愛媛で、そうなる前の小さな頃は伊豆だったのと、同じような感じでしょうか。
九州の茶は某妻さんの話しから「そう言えば、八女茶という言葉を聞いたことがあるな」と思ったくらい馴染みがなくて、知覧が茶の一大産地だとは、ぜんぜん知りませんでした。(^^;)
さらに南下して、鍋蓋神社。初めて聞きました。目の前は東シナ海になるのでしょうか。
ツアーに乗らなければ、まず行かなかったことでしょう。海の眺め、開聞岳の眺め、よく晴れて最高の展望でした。
海沿いに下りきる前にはいくつもの島が見えて、ガイドさん、これほどの眺めを見られるのは珍しいことだと繰り返していました。
鳥居から頭に鍋ぶたを乗せて落とさず賽銭箱まで行けると、勝てるそうです。
ぽてちは勝てないようです。(^o^;)
ちょっと動いて番所鼻自然公園へ。伊能忠敬が「天下の絶景なり」と賞賛した景勝地だそうです。
ここも自分でルートを決めていたら立ち寄らず走り抜けたことでしょう。よく晴れた空の下、たしかに絶景でした。
この後、ちょっと標高を上げて、茶の手もみ体験だとか。ぽてちは辞退させてもらって、皆さんが体験されている間に写真を撮る適地を求めて坂を上がったり下ったり。
その甲斐があったかな。
ほぼ西方から日が当たる開聞岳を、北から撮る。そんな光線状況。シルエットになって良かったかも。
湿度があって大気は澄み切っていなかったですけどね。ガイドさんが繰り返し曰く、屋久島まで見える日は、滅多に無いとのこと。
(屋久島を視認できたのは、位置と形を知っていて前に立っていたガイドさんのみ。(笑))
ということで、この日の立ち寄り地、すべて終了。指宿のホテルへ。
ぽてちが選んだのは、選べる2軒のうちのリゾートホテルの方。費用をプラスする3軒目はプラス額が2万円もして、いくら「せっかく」でもさすがに選べませんでした。
プラス2万円に泊まったご夫婦がいて、そういう所はバスの巡回が最後なんですね。車内から見ることになりましたが、ちょっとスゴイ高級お宿でした。
プラス2万円ほど高級じゃないけど、泊まったホテルも予想以上に大きく立派なホテルでした。
窓からの眺めもなかなか、いい。
淡いオレンジ色と、淡い水色と。静かで、とてもゆったりした気分になるです。
食事は和洋中と焼肉の中から選択でしたが、ガイドさんが推していた豚肉を食べるために焼肉をチョイスしました。
で、正解だったと思います。豚肉と鶏肉がとても美味しかった♪ (^Q^)
普通、豚肉と鶏肉は脂身を落として食べるのですけどね。不味いから。でも、この肉はそんなもったいないことをできない美味しさでした。
部屋に戻ってまたゆったりと写真のバックアップをしながら、 net をば。(笑)
この日も荷造りの大半を晩のうちに終えて、ぽてちにしては早い時間に就寝です。
別画面で開く拡大画像の右上部をクリックすると全部でるので、面倒な撮影機器情報つけをやめます
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