なのかも
RICOH GR や GR Digital の blog 掲載写真を見ていると、露出低めのものが多いように感じます。
特に感じることとして、モノクロ写真が他よりだいぶ多く感じる。
写真が好きで上手な人はこういう画風になっていくのかな?と思っていた。
かなり入っていると思われる Leica 使いの人の写真も、どことなく渋くて、やはり少々暗め。いい感じに場の風情を写しているように感じる。
Ricoh GR 系を使う人は同系統なのかな?と思ったわけです。
ちょいと思いついて、7年前に買った Caplio GX100 を引っ張り出しました。
24 mm - 72 mm の電動ズームですが、小さな筐体でズームにしては描画がいい方だと思います。当時のコンデジにしてはカスタマイズ性が異様に高くて操作しやすいし、電源オン時にセットした焦点距離になってくれることも合わせ技で、サッと取り出してパチリ☆と撮るスナップ性も悪くない。
ただ、低照度環境にいたって弱いセンサーで、手ぶれ補正能力もだいぶ低い。
低シャッター速度になることが多く、ブレた廃棄写真がた~くさん出てしまいます。かと言って ISO 感度を上げると画質めろめろ。 ISO AUTO でよく使われる 154 だったか 156 が限界です。実際は 100 がいいとこ。
当然、明暗差への耐性もだいぶ低い。 RAW で撮ると記録に長い時間が必要なことも、古さを感じさせます。
そんな GX100 ですが、引っ張り出してみると、 RICOH の画風ということなのかな~と、あらためて。
GR と GX100 じゃ、だいぶ違うんですけどね。基本となる画風は似ているように思ったんです。
不思議な質感が出て、これを出そうとすると露出低めがよい。明部を飛ばさぬよう心がけると、自然と露出低めになるわけですが。
低めでものの表面の微妙な凹凸や明暗が陰影となって出るように撮れると面白い。当時から、潰さず塗らず。そういう画風なのかも。
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