8泊9日の二日目、中国道で新説発見(長い)
二日目のお宿出発、08:00 。
ぽてちにしては、だ~いぶ頑張った方?(笑)
お宿を出た8時に外気温計 29 度。中国道沿いの道に出た頃には、 30 度を示しました。なかなか!(^O^;)
大阪も大都市性の暑さ厳しく大洋から直の風もないところで暑い日になりそうですが、朝のうちに離れて西へ Go!
たぶん、目的地の米子は東京・大阪比較で多少は楽なはず。v(^^;)
宝塚 IC の手前から強い登り坂が始まるまで、短く渋滞しました。夏の日曜日の朝なのに、どうしちゃったのでしょう?
8時過ぎなんて遅い時間には、天王山トンネルの向こうから西宮名塩 SA まで 50 km 渋滞していておかしくないのに。
とかいう感覚は、 20 年前(火暴)にハマった体験。(;^◇^;)
今は阪神エリア出発の人が回避できる都市高速網が充実して、西へ向かう第一の選択になる山陽道も全線通っているし、何より旧盆時期ではないですしね。
本音では、渋滞無しで西宮名塩 SA を越えられることを期待していました。甘かった。(笑)
目的地の米子市へ向かう前に、ちょいと寄り道。 15 年前に少しの間だけいた、加東市(当時は加東郡)の景色を懐かしもうという、それだけの目的です。
片道ぴったり 600 km を何度も往復していたのが、そのとき。省体力低疲労モードで淡々と走る術を覚えたのも、そのとき。長距離で必要な休憩のペースを掴んだのも、同様。
IC を出て、長めの移動前の給油をする。燃料消費は 14.45 L の 7.3 km/L 。初日夕刻の草津 PA 給油でキッチリ入れられていず、初日走行分の一部も入れた状況です。
次なる移動の体勢を整え直してから、懐かしの地へ。
お世話になっていたところは日曜日で動いていませんでしたが、建物を見て、来し方行く末に思いを馳せつつ周りを少し歩いて景色と空気を味わって。それで満足々々♪
さらに、ほぼ変わらぬアパートの様子やアパートからの眺め、そして大家さんご夫婦との再会も楽しむことができました。
写る一番手前が、当時いた部屋です。実は、エラく古いんですけどね。外装を塗り直して扉も磨いて、立派に見えるようなっていました。(笑)
お母さんは今年 83 だとか。初めてお会いしたときから 15 年になりますからね~。少々びっくりしましたが、お元気で、それが何よりでした。(^_^)
離れる前に、当時好きだった細小道を走って景色を懐かしみ、回り道をして町を見る。
帰省する「田舎」が無い自分にとって、準それのようなところになっているのかな。
コンビニで飲み物を買って、寄り道終了。
ナビに依れば、あと 210 km ほどです。移動だけの一日にしてはだいぶ短い移動ですが、ぼ~っとして事故を起こさぬよう、改めて自戒しつつ出発! 10:30 。
ナビの到着予想時間から、境港での昼食と、ベタ踏み坂見物を決めました。なかなか得られない、せっかくの機会ですものね~。(^o^)
入った IC の行き先案内板が、大阪方向と岡山広島方向だったかな。東京が無いんですよね。
15 年前にはこんなところにも「遠く離れた地に一人」の感を受けて、ストレスを感じました。今じゃ 600 km でも準日常。懐かしい話しです。
再び乗った中国道は、予想通りガラガラ。淡々と流す。
で、これがけっこう疲れる。(^^;;;;;;
とは、中国道はアップダウンを繰り返しながら右に左に曲がり続けるのが基調の、なかなかの難路。
法定速度級の低い速度でも、長い時間を省体力で淡々と一定速巡航させようとすると、動力系も車体運動系も、車の作りと詰めの良し悪しが顔を出すんですね。
日頃は意識に上らずに無意識にイラッとしているだけのような車の足らぬところが、ハッキリと顔を出すですよ。d(^^;;;
単純には、疲れるか、疲れないか。どうして疲れる?を探ると、何がイカンのかが見えてきます。
マツダが「日常領域でも走る気持ちよさを!」と拘るのは、偉いさんや開発陣の中国道利用が日常だからかも。(笑)
中国道に鍛えられるマツダ車! 新説、大発見!なり~。\(^O^)/
で、大鳥居くん、かつて乗っていた曲がりたがらぬアコードと比べれば、左右方向は激甚に楽チン♪なんですけど。
それでも、前の重さやステアリング動かし始めの緩い仕立て、緩さのあるハンドルと前の引っ張りで曲がっていく動的挙動が、体が知ってしまったアレより疲れると訴えてくる。
そしてエンジンパワーの無さに、けっこう疲れるんですね~。(^^;;;
パワーが無い? お馬さん 308 頭だべ?
そう思われるかもしれません。はい、有って、そして無いんです。d(^^;)
淡々と巡航している速度だと、カタツムリがほとんど回りません。すると踏んでも反応がきわめて鈍く、パワーが出てくるまで長大な待ち時間があります。
こういった状況では単なる NA の、重い車重に比して小排気量の2 L 。しかも古い高回転型。現代的にはあり得ぬエンジンで、まさに 20 年前の最新型。
強めの登りが繰り返される中国道と燃費を意識したギアレシオが、古さを暴き出しちゃうんですね~。(^^;
エンジン制御を(本来は「標準」の)「 S モード」にすれば、ある程度改善しますけどね。2つもシフトダウンをすれば、もちろんのこと。でも、淡々と巡航しているとき、そうするまでにテンション上がりません。(笑)
省体力低疲労モードでテンション低く、手と右足のできるだけ少ない動きで一定に流していきたいのですから。d(^_^;)
踏み込み量と得られるパワーも、踏んでからパワーが得られるまでの時間も線形じゃなくて、回転数によってぜんぜん異なるところも、 GT 性を大きく殺ぎます。
「 S モード」も、巡航域だとカタツムリ ラグがありつつパワーが出てくると急激に盛り上がり、これもまた巡航の制御が面倒で疲れます。
カタツムリの働き始めゾーンで、ブルブルと、パワーが不規則に出たり引っ込んだりするところも同様。
なるほど、業績が低迷して継続した開発をできなかったツケって、ホントにあるんだな~と。再認識するところです。
常用低回転域でのツキの悪さや不規則ブルブルについては、標準仕様車にボールベアリング カタツムリをケチったおかげ。これも要因でしょうね。
こうして、大鳥居くんは日本の GT と言えず、かと言って闘う車の「意のまま」感や気分を素で存分に味わえる車でもないんですね。
どちらの方向にしても、少なくともステアリングのカッチリさが不足しています。
車体運動に濁りがあって、枝で完熟させ敢えてよく冷やした桃のような、透き通るフルーティーさ、瑞々しさがありません。
150 km/h 以上の域で闘う場ならば誤差の範囲で、もしかしたらちょうどなのかもしれません。
でも、そうとは考えにくいし、ぽてちのような素人が日常領域で「意のまま」感を楽しむ方向だと、 STI Performance Kit を組み込んでもあれこれが不足して感じます。
WRC を強く意識させた「闘う!」系でユーザー自身による最適化をも楽しむ素材な車から、 WRC 撤退と大柄化・大重量化で「大人のスポーツ」を謳う車に転換せざるを得なくなった車。
「大人のスポーツ」に必要なこと、緩さと引き締まりの複雑な落としどころや、過敏と鋭敏との違いなどなど、開発が掴み切れないまま作り上げて、 308 頭だ!電子制御デフだ!不足あっか?!と売り出したした車。
かな~。
ぽてち的、今の大鳥居くん認識と理解です。違う可能性は、もちろん大きいっす。
でも思う。今の大きさと重さ、電子制御デフが土台の「大人のスポーツ」なる車として、初代の車。これから煮詰めていく車なんでしょうね。
そう捉えると、ブレーキが、ブレンボ オプションでも車重に比して役者不足に感じるのが、納得いきます。
ここも性能と期待される性能『感』、さらに価格の落としどころを掴めていずに、ブランド ネームを盛ればそれで十分なはずだと、ケチったのでしょう。
今月末に発売らしい次期型、 30 万値上げしてブレーキを強化してダンパーも標準でシッカリしたものを採用し、各部を現代的「スポーティー」に詰めてきていたら、欲しくなるかな。
すぐ乗り換えるほどじゃないし、乗り換え費用もありませんけど。(笑)
20,000 km 超を乗ってあれこれ気づいてしまったけど、まぁね、いいんです。(^_^)
現代最新の車だって、燃費を追いすぎたギアレシオと AT &燃料噴射の制御で破綻している車がたくさんありますし。
大鳥居くんを遥かに超えるレベルで路面からの突き上げを嫌い、追いパンチのコスト低減でゆるゆるのブルブルな車がたくさんですし。車体のつおさも、同様。
その点、大鳥居くんはだいぶいい方ですからね~。
2日間の往路で約 855 km 、総計 2001.4 km の運転でポジションとシートに体が悲鳴をあげなかったのも、オプション装着とは言え国産車にしては非常に珍しい。希有なことです。d(^_^)
Intelligent モードで上まで回すと、今どき得難い、 DOHC VTEC エンジン的な心地よさが音色込みでありますしね~♪
長い閑話の最後に、新説をもう一つ。d(^_^)
GT やスポーティー車の開発は、本番ニュルブルクリンクに加えて、中国道を仕上げの場とすべし!\(^o^)/
中国道を一気に5往復もする巡航テストを偉いさんと開発者に課せば、頭でなく疲れた体が「ここを直そう」「そこも直そう」と言いだして聞かないに決まってます。(笑)
その仕上がり具合は、欧州車に負けぬ足腰骨格の、日本の道フィットな素敵な車♪に違いありません。d(^O^)
もしそうしていたら、マツダも NA おにぎりを載せようなんて無謀なこと、決断できなかったはず。(笑)
長い長い閑話、ようやく休題。v(^^;
で、こりゃ疲れるワイ!と、勝央 SA で休憩をとる。
ここは SA 伝統の造りのままでした。東京の近場では減ってきていて、日頃は目にし難くなってきた雰囲気です。
売っているものが「大山」だ「蒜山」だ、中国地方に入っていることを感じられます。
ようやく、ようやくです。非日常感が強まってきました!\(^▽^;)/
で、もちろん食べた(笑) 最中アイスで頭をスッキリさせて、再出発。
これから走る米子道は初めて。うん、頭の中がほぼ完全に非日常モードになってきた!(^O^)
要するに、 700 km は離れないと「地元を離れた」非日常感が得られませんですか~。σ(^^;)
ある種の、不幸な話しかも。(爆)
米子道は中国道以上にガラ空きで、山陰側に入ってからの長い長い下り坂を転がり落として楽をする。
で、とうとう、米子市に着きました~。v(^o^)
そのまま境港市へ。目当ての寿司屋へまっすぐと。
うむ、ちゃんとした寿司屋の風情です。
うむ!、ちゃんとした職人さんが握る、ちゃんとした寿司を食えるゾ!
上にぎり、¥2,500- なり。(^^;;;
つい、非日常の勢いで。v(^^; 「せっかくだから」って。v(^^;;;
朝食バイキングをたらふく食べていて、追加は注文しなかったし~。v(^^;
添付の小皿、醤油でなくてタレなんですね。トロんとした濃厚さで、甘すぎず辛すぎず、不思議なお味。興味津々で頂きました。
食後は港を見て、
強い日射しの下、「ベタ踏み坂」へと向かう。
「ベタ踏み坂」のことはお宿からアップした記事にも書きました。
この坂
せっかくだから登ってみるか?、止めて帰るか、だいぶ悩んだのですけどね~。(^o^;)
面倒くさがりの ぽてちにしては「せっかくだから」が良い方に働きまして、強い日射しを浴びてフーフーと汗をかきつつ、登ってみました。
登り始めたら、こんなものが目に入ったり。
これは下りるとき撮影したもの。スマートフォンです。
歩いてみないと目に入らないものって、たくさんありますよね~。
そして登り切ったてっぺんは、少しひんやりした風が吹き続けていて、眺めも素晴らしく、とてもいい気分でした。(^_^)
こうして見ると、やっぱり面白いところです。(笑)
最高にいい気分になりながら橋を下りて、車に戻る。
疲れたし、お宿に向かうかな? それとも、きれいな景色を見にもうちょっと走るかな?せっかくだから。
地図を見ながら考えて、もうちょっと走ることにしました。v(^_^)
「ベタ踏み坂」に登る撮影遊びで頭がすっかり非日常モードに切り替わりまして、日頃は豆腐の脳みそが納豆になっていましたですよ。ヽ(^▽^;)ノ
宍道湖畔の道。それが湖の中の道になります。車を駐められるところがあって駐めて眺めてみると、本当にきれいな湖なんですね~♪
もう、頭は完全に非日常モードです。仕事のうんざりが、頭から完全に抜けていきました。その納豆頭が、さらに回り道を決める。(笑)
玉結湾の惣津というところじゃないかしら。車を駐めたのは。
静かで落ち着いていて、湾の方を見ると実にきれい。
この静まりかえった美しい風情は、関東圏の海ではなかなか出会えません。
かつての昔に山口県の青海島に行ったとき感じた、その雰囲気と似て感じました。数日後に再訪する予定の伊根にも同じ空気があります。
来てよかった! 胸のうちをワクワクさせながら、もっと寄り道を決める。美保関灯台にも行ってみることにしました。
暑さ疲れをどっしりと感じてきていたのですけどね。この際です。せっかくですから。(笑)
こちらは有名観光地らしく、向かうくねくね道も行き交う車があって、お宿が集中している入り江があったし、行き着いたところはまぁ、ありがちな感じ。(笑)
でも、見渡せた日本海は穏やかに静まりかえっていて、真に美しく感じましたです。
車内にいても日差しに焼かれ、体力不足の奴が気温と日差しで大汗をかきつつ坂を登り下り。写真を撮るのにまた暑さに体をさらし、さすがに疲れました。
市街に入ってすぐ、早めの夕食を目に入った吉野家にしてしまう。(^^;
つゆ抜き牛丼に、醤油をだぶだぶ入れた生卵をば。
車を駐める面倒がないのと「醤油をだぶだぶ」が、「ここまで来て、日頃マズい認定の牛丼屋で?」に対する理由だったと思います。(^o^;)
ガフガフと食らって、すぐ近くのお宿へ。
興奮冷めやらず、疲れていたのにトドメの夜更かしをしてしまいました。f(^^;;;
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