珍しく、ここで政治ネタ
ここでは珍しく、政治のこと。
免罪符を得ておこうと、今さらミスリード論調を張ってみせる論陣は、勝手なものだと思いました。
そして中国は、やり過ぎですね。見通しが甘く、少々失敗した。中国が招いた事態ですよ。迷惑な。
外が見えていない力自慢たちを、ボードメンバーが煽ったはいいけど自身もその気にならざるを得なくなって、煽り煽られる調和関係になっている事。
多くの解説にあることですが、実際、それが透けて見えてくるように思います。
解説は、世にたくさんあります。
現政権と政権体制、そして権益を得て守れれば、あとは何でもやらかす政治感の国であるとのこと。これ、なるほどね、と思う。
いかなる国でもその体質を持つけど、程度ってものがあります。かの国は、文化的にタブーが少なく、自意識が高いと同時に極めてリアリスティックで、長期を睨む大きさがある割にはややもすると目先しか見なくなって周囲かまわず暴走する国民性とお国柄。これもなるほどね、と思う。
その見事な発露に感じて、いたく感心すらしているところです。
東シナ海、南シナ海、チベット、ウイグル、国際会議や二国間協議での言動、利権扶植先での言動、政府広報(マスコミ報道)、治安対策の無法ぶりや粗暴さ、ネットの規制とネットを使った窃盗・破壊活動などなど、まぁ~全方位でやりたい放題ですからね。
対日本については、安倍・麻生・福田と続いた前期迷走時代に日本の動向を見誤り、鳩山氏が首相になってから確信しちゃったのでしょうか。
ロマンとファンタジーを旨とする政党や、一定数いる大陸ロマン&利権融合派の議員の影響力、ファンタジーをもて遊ぶマスコミの影響力を、買いかぶり過ぎてきたのかもしれません。
だとすると、言論の自由が無い国が陥るパターンの一つかな。
当然、金の力(保有資金だけでなく購買力や人件費の安さ)についても、自身のそれを高く評価してのことでしょう。
それが、ここ 10 日間ほど、少々なりを潜めたように感じます。
と言うても僅かなもので、対日本のネガティブ プロパガンダと武力による恫喝行為が少々? 程度ですけどね。
南シナ海での既成事実作りに忙しいからだとの説もあるけど、全方位に専従させるだけの人数がいるお国でしょう。忙しさだけが理由とは思えません。
金を喰らわせ大国を抑え込みつつ、露骨な武力で狙った周辺国を押し流していく政策が、ここに来て本気で抵抗される可能性が見えてきてしまったため、ボードメンバーで急遽相談中。
要の米国が期待したほどには金になびいてくれず、国策関与層の関与が思った以上に政権への影響力を持っていた。機が到来したと見て始めた、米国の黙認の下に押し潰していく策を、一部方面で一時整理中。
そんな程度の、僅かな なりの潜め方に感じますけど。
いま中国が暴力的に挑んでいる3つの国は、歴史を見ても、容易には中国に屈服しない国だそうです。
少なくとも日本は、価値観・文化ともに、大いに異ってもいます。距離は近くても、考えることや生活は、もはや全然「隣国」じゃぁない。
日本が中国の支配に実質服するようなる鞍替えは、ぽてち的に「あり得ない」選択で、生活の豊さと医療・保健の高度な充実を維持する観点だけを論じても、多くの国民にとって「あり得ない」選択でしょう。
鞍替えは、もちろん、生活・安全・健康のレベルを合わせて下げていくことになります。
大きく異なる価値観、社会規範、行動原理と政治判断の下で、現有レベルの経済・政治・行動・社会文化の独立性や自由と繁栄が失われていくことにもなる。嫌でも合わさせられるようになる。
服してさえいれば、ある程度勝手にやらせるのが流儀だ。そういう説もありますけどね。
それは中国が突出して儲かって屹立した繁栄を享受しているときのみ。当たり前のことです。
平たく天秤にかけて見ただけでも、一部の人を除けば、鞍替えはまったくお得じゃない。
一時は米国すら嫉妬するほど繁栄した日本が、繁栄の礎である米国を袖にして自ら選んで来ぬことは、当の中国も先刻ご承知のことでしょう。
ここまでのことになると、誰が首相か、なんて一時的な事で左右されません。対米戦争に負けて丸裸になったときと状況が異なる今は、社会全体による得失判断と自発的選択、そして社会合意が必要ですから。
日本が中国に鞍替えすることは、あり得ません。当面の決算書と自身の年棒を中心にものを考える人にはあり得ても、国民利益全体の視点から見れば、小さく得て莫大に失う選択です。あり得ない。
だからこそ、米国の西太平洋への影響力放棄を求めて、数々の働きかけを行っているのでしょうね。日本はお前が思うほど「いい子」じゃないプロパガンダや実力行使を含めて、ありとあらゆる手を同時に駆使して。(さすが、人数が多い国だわさ)
要の米国さえ引けば、西太平洋の国々は熟した柿が落ちるように自然と堕ちて、中国の支配に服さざるを得ない武力と金を築きつつありますものね。
早期の決断を促して揺さぶりを強める。「勝てば官軍」は世の習い、誰に憚る必要もない当然のこと(動乱のリアルに立てばこれは正しい)。決断&撤退させた後の西太平洋を遅滞なく支配に服させるよう、今から仕込んでいる。
そんなことを考えているだろうとすら思えます。さすが、かの国だ、と。
面倒な時代になりましたね。
ソビエト連邦は、実体は遠かった。遠い極東に確立しようとした影響力も権益も、限られていた。何よりも、米国は世界一豊かで強かった。
今度は目と鼻の先で、服さぬならそれこそチベットのように粉砕してすり潰しても中長期的にはお得だと考え、機があればそうして躊躇わぬお国柄。
米国は、まだ世界一強いけど、強いグーを振り回す金がなくなっている。現政権は、各地域の推移と情勢に疎い傾向が比較して強く、ボードメンバーにロマン派や新規権益希求派が力を持っているよう見える。
面倒な時代ですね。
特定秘密なんとやらの時と同じく、大手の今さらなファンタジーやミスリード論調は、自意識と自身への『免罪符』。そう観ている理由です。
国民多数の現実認識と選択は、意に反するところにあった。あれだけミスリードしても、誘導されてくれなかったんですね。戦後型の定型言論とミスリード手法を、考え直した方がいいと思う。大手が大手であり続けたいなら。
中国は、日米同盟深化の動きと社会合意の転換を自らが招いたと理解して、後に日本が核武装すら本気で考え始めないよう、今後の策を考えた方がいい。
いつか米国が西太平洋から手を引いたとしても、それですぐに靡くような歴史も同質性も持っていないところですから。
これ以上はいい加減、本当に迷惑ですよ。骨まで染み込んだ平和志向の我々には。核なんて周辺に金がかかって再生産性の低いもの、できたら持ちたくない。検討を始めた段の大悶着を考えただけでも、うんざりする。
なお、珍しくここに書いた政治ネタですが、「ぽてちはこう観ている」の個人見解開陳でしかありません。
「面倒だから」が理由だと本当のところを断っておいて、コメントをいただいても返信を書かないつもりです。でありがなら、まことに勝手なことですが、不足している情報のご提供や解釈間違いのご指摘は歓迎します。
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