周辺減光
RICOH GR に、周辺減光効果を与える機能を持った新ファームウェアが出たようです。
ぽてちは GR を持っていなくて関係ないのですが、周辺減光にまつわる雑感と言うか何と言うか。
Nikon 1 V2 は、周辺減光を無くす補正が勝手に ON で、切ることができません。これがかなり強力に補正をかけます。
暗部だけ露出を持ち上げる『アクティブ D ライティング』機能も、初期設定で ON 。こちらも補正ぶりが強力です。
初めの頃、気づかずに Capture NX2 でファイルを開いてみて、驚きました。なんじゃ?!これは?!と。
ぽてちが思う『写真』とはほど遠い、「コンデジでも普通ここまで酷くやらないよ」と思う のっぺら~な創作画が目の前に広がったのだから、本当に驚きました。(^_^;)
程なく気づいて、『アクティブ D ライティング』機能を切る設定。必要であれば Capture NX2 での現像時に、コントラストを下げすぎぬよう気をつけながら弱~くかけます。
周辺減光の補正については、驚いたことに、カメラ側で補正を切る設定がありません。だから Capture NX2 で現像するとき、グッと控えめに変更します。
とにかく全部が明るく見えていればユーザーは満足すると決め打った仕様で、それは AE の露出決定も同様です。
そんな Nikon 1 の設計思想にあきれるウンヌンは置いといて。\(^^\)
そう、OFF ではありません。弱く補正します。
この周辺減光ってやつ。歪みもだけど、単焦点なら安いレンズでもだいぶ軽度ですね。さすがです。
小型でお手頃価格の「便利ズーム」は、周辺減光や歪みがけっこう大きいようで、放置するには目立ちすぎかな~と思うことが多いです。
これ、 1 マウントレンズだけでなく、 F マウントレンズでも同様だと思います。
そこで弱く補正します。歪みは自動補正する・しないの二択でやっていますが。
秋からバイクツーリングをしなくなっていて、暮れに 10 - 100 mm 便利ズームから 10- 30 mm キットズームに付け替えました。
日頃の携行であれば 10 - 30 mm (フルサイズの 27 - 81 mm 相当)でも不足なく、ならば小さく軽いことが魅力になりますから。
そこで気づいたのですが、10 - 30 mm は周辺減光と歪みが 10 - 100 mm よりだいぶ軽度で、調整の手間と神経が節約できるんですね。
ビシッ!と解像する系とは異なる ふわっとした描画で、周辺もかなり厳しいのだけど、何というか、「全体的に素直だよね」といった印象。
開放 F 値が 3.5 からで、遊ぶ余地がわずかに残るところも面白い。現行 Nikon 1 はだいぶノイジーなセンサーだから、1/3段分でも絞りを開けられれば助かる。
10 - 30 mm の評判が悪くて急ぎ投入した 11 - 27.9 mm の方が一段二段端正に写りますけどね。こちらは VR が無いことからポン撮り使用が難しい。
何も考えずに使う日用レンズとして、10 - 30 mm は頑張った方なんだな~と、今さら思ったりしました。
これで VR の利きがもう少し良かったら、「激安キットレンズとしてなら、いいんじゃね?」くらいの評価を受けられたのじゃないかしらん。
ダメか。(笑) 生々しさに欠けるはっきりしない描画と周辺に悪評なのだから。(^^;)
ぽてちとしては、 10 - 40 mm F 2.8 - 4 くらいのところが欲しいです。周辺減光や歪みはある程度あっていいから、便利ズーム+アルファくらいの価格で、でも VR は強力に。
そんなレンズがあれば V シリーズがもう少し注目されるようになると思うんだけどな。
ダメか。(笑) ノイジーに「全部見せるぞ」の、のっぺら創作画方針じゃ。(^^;)
周辺減光をあえて入れ込む機能を持たせるカメラと、のっぺら創作画のカメラ。
ある意味で、面白いですね。数は のっぺらシリーズの方が出ているのでしょうが、『次』が聞こえてきません。V3 の噂が無い訳じゃないけど、どうもきな臭い。(またトッ散らかりそうな気配が・・・)
方や持たせられた方は、聞こえてこなくても現行で十分に思えて、いずれより良くなった『次』が間違いないと思っています。
ニコンさん。 Nikon 1 は、いっそやめた方がいいんじゃない?
もうしばらく待つけど(財布厳しいから v(;^◇^;) )、小型サブは余所さんのシステムにしようかと考えてるです。
| 固定リンク
コメント