落としどころ( Nikon 1 V2 )
ときどき見て回っている写真系 blog の主で、Nikon 1 に手を出している人は少数であるように感じます。そして、手を出した人からの評判は、あまり芳しくないようで。
わかるように思います。
V1 は、操作性と画質に難あり。画質のことは置いといても、一眼レフの自在さに慣れた人が苛立つのも不思議じゃない。
V2 は、操作性はグッと改善されたけど、画質は V1 と変わっていない印象です。
明暗が粘らず、どうも白らっちゃけ気味で薄っぺらな印象がぬぐえない。コンデジよりいいのは確かだけど、やっぱりコンデジ臭がプンっと・・・
これ、センサーの面積に分不相応な高画素数化と高速読み取りの弊害だよな~と思う。技術が進歩した分の余力をそっちに使ってしまって、 APS-C 一眼レフの画質に肉薄させる方向には回してくれなかったのね。
そんな印象。
と、思うけど、まぁ、気に入ってますですよ。(^_^)
タバコをくわえながら手持ちでこんな写真を撮れてしまう。コンデジのつもりでいれば、段違いの高性能に感じて大喜び。(笑)
こんな写真でも、Coolpix P7100 とは ひと味ふた味違ってますですよ。
そして、コンデジのつもりでいれば、一眼レフ並の圧倒的な AF 性能に大喜び。(笑)
で、コンデジのつもりでいることが可能な大きさ重さ。そう考えればスゴイ奴で、やっぱり大喜びです。
技術進歩の分で APS-C センサーを持つカメラの画質に肉薄してほしい。なんてのは、後から思う「もっと、もっと」というやつです。
APS-C 以上の一眼レフ並を期待するから「ムムっ!」と思うわけで、振り返れば、2,3年前に望んだ通りの「携帯性のあるコンデジを、もうちょっとマシに」なセンに落とし込まれていると思う。
実際、標準ズームレンズをつけたまま通勤鞄に常時入れておける大きさ重さで、光の条件が微妙なときは明らかにコンデジよりマトモに写ります。
より一眼レフの画質に近い写真を期待して APS-C や 4/3 サイズのセンサーを持つミラーレス機を選ぶと、レンズが大きくなっちゃうんですよね。すると、常時携行の要望から外れてしまう。
そう思うのに少々釈然としていないのは、きっと、Ricoh や Picture Control D2X MODE1 の風合いが好きでそれに慣れた目が「色味が違う」と言い、怠け者の体が「細々とした現像調整が必要で面倒だ」と抵抗しているのでしょう。(笑)
| 固定リンク
コメント