遠山郷から断層伝いに高遠へ
丸西屋を出て、進む方向を見る。
う~む・・・腹がくちい。(爆) そして先は長く、暑い。(^_^;)
距離にしたら 80 km くらいのはずなんですけどね。中央構造線の断層上をたどる険しい地帯。国道とは言っても、秘境からさらに山奥へと向かう道。途中で中断していて、迂回林道を使うような険しいルート。
くねくねの山道がどれほど続くか、わかろうというものじゃありませんか。d(^^;)
つい二月前の ぽてちなら、だいぶ悲壮な覚悟で挑んだところです。が、ここのところ急に、くねくね慣れをしてきています。
5月の あじまご茶ツーで追走学習を行って、先日の道の駅天城越えのときにはバイク慣れ・くねくね慣れを自覚してきています。今回ここまでの走行で、タイヤが替わってロードホールディングが増していることも、くねくね慣れの理由の一つだと気づきました。人間とタイヤと、両方に自信増の要因があって、臆さずに地蔵峠へ向けて Go! (^o^)/
飯田へと抜ける R474 大トンネルとの分岐まで、だいぶ蒸し暑いけど、道と進行は大いに順調でした。途中、田舎の快走路になったり、房総のゴルフ場に入っていく道のようになったり、改良前の昔を思わせる道になったりを繰り返しながら、分岐のある程野・小沢地区まで。
トンネルの入口、行き止まりの R152 を進む道、分岐が立て続けに現れて、迂回林道で地蔵峠へと向かう道を進む。
この後、舗装林道へと入っていきます。
入ってすぐは、房総のゴルフ場へと入ってく道のよう。まずは安心させておいて・・・ そのパターンでした。(笑)
すぐに舗装林道感がたっぷりになり、標高をぐんぐん上げていきます。あわせて気温も下がっていく。
30 度くらいあったのが、トンネルと分かれるあたりで 28 度ほどになり、ここらでは 26 度から 27 度くらい。
どんよりしたり陽がさしたりを繰り返し、陽がさすと暑いし、何より湿度が高くて蒸し暑く、汗がでるのですけどね。まぁ何とかしのげます。大鹿村の里に下りたら 31 度の日、26.5 度くらいの気温の中を走る時間が多かったと思います。それだけ山の中を走る時間が長かったということです。d(^^;
もっと標高があがると、23.5 度くらいでした。地蔵峠のてっぺん前後とか、分杭峠のてっぺん前後とか。
23.5 度くらいでも、涼感シャツやアンダーパンツが汗べたになったままで快適に感じられない日でした。湿度が高いからなのでしょうね~。
くねくね道については、時おり「あ~面倒くさ!」と思いながらも激しく疲労することなく淡々とこなしていけました。走りながら、DUO レバーの恩恵と前傾の強いエンジン搭載方法の恩恵が大きいのだろうと、そう考えながら。
ちなみに、リアブレーキの使用頻度が以前より増していました。徐々に徐々に、疲れぬ乗り方を自然と覚えていきつつあるようです。
で、ちょっと疲れたなと思ったら、すぐ停める。何かあったらすぐ停める。これも大切だと気づいています。v(^_^)
地蔵峠のてっぺんです。(^o^) このすぐ後に、「ちょっと疲れたな」で停める。
谷の様子を眺めに行って戻るときパチリ☆
だいぶ汗べたで、それ故に疲労感を抱いて、キャンプ椅子を出して大休憩としました。
一服つけて、もう一服。フ~(-。-y~゚゚゚ クーラーボックスから飲みものを取り出して、側溝に流れるきれいな水に「しろくまのきもち」を浸して、のんびり♪
ここまで来ると、他のバイクはもちろん、車もやってきません。地蔵峠てっぺんから下りてくる途中、林業等で作業する人々の車が駐まっているのを見たくらい。国道が分断されて林道になっていると、さすがに通り抜ける車はいないのですね。
もうちょっとで安康の露頭だろうと思い立ち、出発しました。
停めて、見にバイクを降りたのですが・・・
この坂道を見て、やめちった~。(^O^;)
だって、帰りが登りだもの。(^^;;; 暑いし。(^^;;; 前に調べたとき、北川露頭はそれっぽいのがはっきり見られるようだったけど、安康露頭は川の対岸に少し見られるくらいだったし~。
ということでバイクに戻り、先へ Go!
頭の中は北川露頭、それ一色。おかげで、大鹿村中心部にある中央構造線資料館に寄るのを失念しました。ヽ(;^◇^;)ノ
停まってこんな写真まで撮っておいて、なに忘れているんだか。(^^;;; 気温 31 度。蒸し暑くてボケていたのでしょう。
やっぱし観光より走ることが優先になっているのでしょうね。停まると重くて面倒な K-GT も、いいペースで走っていると ひじょーに快適ですから。v(^^;)
そうそう、タイヤのこと。くねくね山道を散々走ってあらためて感じた。いまのタイヤ、メッツラーの ROADTEC Z6 INTERACT ですけど、すごくいい♪です。ライン装着タイヤよりも、たぶん MICHELIN の Pilot Road 2 よりも、バイクと ぽてちに合っています。
コンパウンドで強力なグリップを生むだけでなく、強い荷重をかけて潰さなくてもケースが少し動いてロードホールディング感を醸し出してくれる感触。
だから下手っぴで旋回速度が低い ぽてちも安心して曲がれるし、路面の荒れによる突入もある程度はいなして和らげてくれる。
これでライフが他銘柄並だったら、かなりツーリング向き♪ 次に交換するときも、流通在庫がまだあれば ROADTEC Z6 INTERACT にするでしょう。v(^o^)
話しが横道ばかりで先に進みません。次!(^^;
大鹿村の中心部からさらに標高を下げた大鹿村役場のあたりを過ぎると、再び標高があがってゆく。31 度まであがった気温も再び下がり始めてホッとする。いよいよ北川露頭です。
戻りの登りも覚悟して、下りていくしかありません。ここもパスしたら、せっかくここまで来ておいて、になりますから。(^^;)
ハイキングで歩くような道を下りていったら、ありました。(=^^=)
なるほど、複数の岩質がぴったりハッキリくっついている。なるほどね~。(・_・) 峡谷が険しいこと、納得です。書いてある通りに、もろくて浸食されやすいのでしょう。
それよりも、入って浸かりたい・・・
とか思いながら(爆) 上がって表示板をもう一度見て、眺め渡すと書いてある通り。
断層が、谷の先へ真っ直ぐ向かっています。すご~ 万年単位の自然の驚異だな~とか思う。大地は不動のものじゃないんだな~とか、あらためて思う。(・_・)
駐車場に戻って、またまた大休止としました。いや、蒸して暑くてね~。(^^;)
その後は急に俗っぽく、パワースポットだとか? ユリゲラー(古い!)とか Mr.マリック級の話しだな(笑) なんて思いながら、「上に駐車場はない」とか「車を道に駐めるな」などの看板を見つつ分杭峠へと登っていく。
峠のてっぺんチョイ先にある駐車場前で、マイクロバスが上がってくるので待ってくれと言われて停まる。停めた おっちゃんと、バイクは気持ちいいでしょ、ンにゃキツイ、なんてお約束の会話。
下っていくと、昨年スタンプをゲットした南アルプス村長谷の前を通り、すぐに高遠。
お宿に入る前に、コンビニで夜食を買い込み、喫茶店でどっかりと一休み。
長くなったので、この記事はここまで。
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コメント
帰りの関越、降られた?
うちは大ぶりの雨は危うくセーフだったけど、
旦那に騙されたので濡れた体で走る長野道では全身しろくまのきもちだったわ。
またしても旦那の名セリフです。
投稿: にゃびのママ | 2011.07.11 17:54
ちょろっと日帰りで美ヶ原界隈ですか。相変わらず、すごいな~。(笑)
ぽてちは関越では降られませんでした。代わりに、今季初の 38 度下を巡航。(^◇^;)
降られたのは十国峠を下りるとき。ドザ降りに遭いました。
激しい雨で、木陰もドザ降り。
避けようがなく下着まで濡れて、気温 24 度で全身しろくまのきもち状態っす。(笑)
この経験をもとに、道の駅鬼石でやったのが、アームカバーびしょ濡らし。
三芳 PA では、加えて涼感シャツとヘルメットインナーもびしょ濡らし。
本庄児玉から三芳まで、朦朧としてきていた 37~38 度の高速道路も、以後は大丈夫でした。
今後、空きペットボトルを常時積むことにします。(笑)
投稿: ぽてち | 2011.07.12 20:41
今、仕事で「地滑り解析」やっているんですが、「地滑りのトップに重たいものを載せると地滑りが活性化する」ので困ってます。断層の近くに「重たいもの」とか近づけたくないですね~~~~(とか)
投稿: いびざ | 2011.07.13 01:25
あっ、プロがきた。(笑)
地滑り被害の碑があったりしましたから、けっこう激しいところのようです。> R152
中央構造線の真上ですものね~。
熊鹿夫婦さんも書かれていましたが、
激しすぎて手をつけにくく、くねくね細道がたくさん残っている。そうなのでしょうね。
白馬から糸魚川へ下って姫川渓谷を初めて見たときも思ったけど、
ほんまもんの構造線はほんまに凄いですね。よく鉄道を通したと思います。(^o^;)
投稿: ぽてち | 2011.07.13 20:39