イザ!の情報源
ときどき見て写真を楽しませてもらっている blog にあった内容。伝え聞きの伝え聞きになるわけですが。
北関東に居を構える医師。巨大地震が発生してすぐ、原発が水素爆発する前に、家族をつれて沖縄へ3週間の避難。3週間たったら北関東の住居を引き払って、東京郊外にある立派で階数の少ない住宅へ転居したそうな。
お見事ですね。何が起こりかねないかを、よくわかっていたらしいとのこと。その後の事故状況を見て、どれだけ離れればリスクが妥協の範囲に収まるかも判断できる知識があるようで。放射線に関わる診療分野なのですかね。
十分な財力があって、その後の収入も見込めれば、ぽてちも沖縄や九州へ待避したかもしれません。
ぽてちの場合は事故を予測できず、事故が起こって実質的に制御不能だと追認報道されてから「あんれまぁ」となったので、件の医師の行動には遅れてでしょう。だけど、次なる巨大地震の直撃発生に備えて、火災やライフライン途絶のリスクが今より小さな地域への転居くらいは図っていることでしょう。
ぽてちが避難できず、転居もできない理由。もちろん財力がないからです。逃げた後の収入も見込めない。東京都心部に住んでいるから金持ち、ってわけではありません。(笑)
これって国民のうちの大多数が同じでしょうね。財力や後の収入の道があっても、あれやこれやを考えて避難・転居せずにいる人もいるでしょうけど。
でも ぽてちは思う。本当にヤバくなったら、体一つで逃げ出さなきゃならんだろう、と。状況によっては「命あっての物種」というやつですから。
このとき鍵になるのは、本当にヤバイ状況を把握できるかできないか。
たぶん、把握できないでしょうねぇ。政府や東電の情報公開ぶりや、マスコミの報道ぶりを見ていると、そう思わざるを得ません。
もし自民党が政権党だったらどうか?と考えると、たぶん、今はその何倍もの情報公開をしているとは思う。
それでも、事故を事象と言い、今すぐの危険はないと言って可能性に言及する者は公の場から退場させきた ていたらく。燃料棒の損傷も、水素爆発も、圧力容器の損傷も、格納容器の損傷も、放射性物質の大気拡散と地表降下もその影響も、高濃度汚染水の海洋投棄も、み~んな既成事実化した後になってから。次は水蒸気爆発あたりなんですかね。
ぽてちは思う。こういうやり方って、主に霞ヶ関なんですよね。
当然の動きだとは思う。霞ヶ関の立場で、確認できていないことを推測で言うのは無理でしょう。混乱と、他への影響が増すかもしれない内容ですから、余計に。
生活に影響してくる補償の枠組みや今後の東電の扱いにしても、霞ヶ関リークの伝言板のような報道が続いていて、わけわかめ。
これもまぁ、わかる。霞ヶ関の各所に、助言やら相談やら、利害各方面から山のように持ち込まれていることでしょう。経産省を筆頭として、霞ヶ関自身の将来を守る策動も必須でしょう。そこらへんを感じさせる事態、「魑魅魍魎が蠢いている」ことだけは、ぽてちにもよくわかる。こんな状況も不思議ではありません。
わかるけど、それでいいわけではないんですね。体一つで逃げ出すべきタイミングを測れないと困ります。逃げ損ねて即座にぽっくり逝くならまだいいけど、不治の病やら障害やら、とても面倒ですから。
相棒に関しては自分より前に、会社をクビになる覚悟で逃げろと言うつもりですが、それもタイミングを計れないと。
霞ヶ関が頼りにならないなら、そこで頼りにしたいのが取材力に優れる(要するに人員数が多い)大手マスコミが発する情報なわけです。科学的知見の高さや分析力の確かさも期待したいところ。
んが、大手マスコミはとある方面の拡声伝言板になって幾年月といった状況。営業政策上の観点や自我の発露や とある方面の意向で、やんやと騒ぎ立てる。はたまた、とある方面の意向に沿って、現実から目をそらさせたり黙りだったり。どれかしかないといった状況。
ちくいち証拠なんか挙げないですよ。ぽてちにはそう見えて、そうだと確信させられて幾年月。そういうことです。
財力を持たぬ自分は、件の医師のような早めの動きをすることができず、ぎりぎりまで粘らなければなりません。ぎりぎりの、イザ!の判断を下すための情報は、やっぱり外国大使館が出す自国民向けの情報や勧告を見ているしかないのかな~。
思い起こせば2年前。ゆえあって外国政府発表の情報を追っていたことがありました。日々の事態の進展とその政府の見解、PC に向かうだけでよくわかりました。情報が遅くて意外と使えなかったのが WHO 、ほとんど役に立たなかったのが・・・ 言わずものがな。(笑)
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