GALAXY S で感じたこと
GALAXY S を 10 日間ほど使ってみて。これ、いいですね~。携帯電話というより『電話機能も持つ PDA 』な印象なんですが、mobile PDA がコミュニケーション機能とクラウドへの親和性を充実させて、本格的に実用のものとなった感じ。
今後の android スマートフォン全般にも期待させるですよ。低消費電力なチップと軽快で優秀な UI を持つ OS と低額な定額の高速無線回線と、Google を筆頭とするクラウド サービスと。これらが揃ったことで、とうとう「きた!」のかな。
充実しつつある Andoroid マーケットから優秀なアプリを手軽にインストールして、クラウドの利用がいっそう便利になることも大きいです。
たぶん、設計思想と立ち位置からして、今後のアップデートで OS がヘビーデューティになって最新機種を使っても動作が重くなってしまう危惧は小さいことでしょう。
発売当初の段階で「ギリギリ」に動いて感じる機種を選ばす、サクサク動くことを重視して機種選定をすれば、OS のアップデートも2回くらい耐えられるかもしれません。
もちろん、既存機種に OS アップデートを施せば動作の機敏さが若干でも損なわれるのはお約束のことだし、おさいふケータイ機能のようなハードウェアの有無にも依存する機能は OS をアップデートしても利用できませんけどね。
惜しむらくは、画面が小さくて、横置きにしてもソフト QWERTY キーボードのテキスト入力が楽ではない。
小さいのだから仕方ないんですけどね。でもこれ、GALAXY Tab や i Pad ならば妥協のセンに収まっているような気がします。i Pad のインプレッション記事で「けっこう使える」との評を読んだ覚えがありますが、GALAXY S の印象から、なんか理解できるように思います。
う~ん・・・ GALAXY Tab か i Pad があれば、ネット端末としての UMPC は、もはや不要な時代なのかも。
起動時間の速さ、動作の軽快さと電池持ち時間のバランス、タッチパネル活用を前提とした優秀な UI 、接続の手間を意識させない内蔵の高速無線回線で準常時にネットと繋がってシームレスにクラウド サービスを利用できること。GALAXY Tab や i PAD に分がありそうです。
どんどん向上する Intel チップと周辺パーツのパフォーマンスを頼りにどんどん肥大化してきた Windows OS PC が分を持つのは、広大な画面とキーボードとマウスの利便性を享受できるデスクトップ PC の世界。
持ち歩き機器の世界では、Microsoft は明らかに遅れを取ったな。そう感じますね~。
外出先で Microsoft Word と Microsoft Excel 、そして Microsoft Powerpoint を使う必要があるなら、10 inch 画面クラスの Windows mobile PC に、未だ分があると思います。フラッシュや動画、Java 等を多用したリッチなサイトを多用するならば、当代的なパフォーマンスを持つ 12 inch 画面クラスの Windows note PC に分があるでしょうね。
だけど、常時携帯する PDA 的な情報管理とコミュニケーション ツールの世界は、android OS と i OS が担っていくのかな~。
問題は、無線回線費用。docomo はデータ通信料金が高いし。
携帯電話をスマートフォンに置き換えることに自分は何らの問題を感じないし、ガラケー(いわゆるケータイ)を遣い続けてもいいとは思う。
だけど、ガラケーにプラスして GALAXY Tab を持つとデータ通信用の2回線目が必要になってしまって、通話に使わなくても月々 ¥6,300- ほどの費用( mopera U を含む)が別に生じてしまうのですね。
GALAXY Tab の回線契約を解約してテザリング機能を持つガラケーを Pocket WiFi のように使うと、「いつでもシームレスに」とはいかず接続までの手間と一呼吸二呼吸の時間が生じる上に、パケほーだいと mopera で約 ¥11,000- のデータ通信費が生じてしまう。
E-MOBILE の2年しばり¥3,980- と比べると、¥6,300- でもちょっとダメージに感じます。(E-MOBILE はちょっと値上げしたようだけど、定額使い放題が2年しばりで ¥4,300- くらいの模様)
あれこれ考えた結論。
携帯電話は通話および特定の相手に限定した i モードメール用と割り切って、他の i モード サービス利用やサイトのブラウズを一切行わない。これならデータ通信費用は知れたもの。基本プラン料金の無料通話分でカバーできない分を用心してパケほーだいを契約したとしても、パケほーだいの ¥380- ~+α が乗る程度。機器は、おさいふケータイ機能を求めなければ、キッズ ケータイで十分。
ネット端末には、note PC でも接続するなら手間と時間の不便をおして、回線契約を解除した GALAXY Tab + E-MOBILE Pocket WiFi の組み合わせ。月額 ¥4,300- ほど。
note PC でネット接続しないなら、利便を重視で回線を契約した GALAXY Tab を利用する。mopera U を込みで、月額は ¥6,300- ほど。
んなところですかね~。
ぽてちの場合、通話をできるものが2つ必要になるから、Tab でなくて S が順当なんですけどね。
長いテキストの入力は、UMPC の LOOX U を使っていくことになります。が、機器の起動やアプリの起動、操作への反応っぷり、GALAXY S が圧倒的に速いんですよね。いやになっちゃうだわさ。(^^;)
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コメント
docomoの電波はとても魅力的ですが、料金が3割増なのと携帯がauな為、現時点ではdocomoエリアをさほど必要としていないので、対象からは外れてしまいます。
連絡用の携帯とiPhone4が有れば、出先でのたいていの用が済みます。ぽてちさんのGALAXY Sとほぼ同じ使い方かと思います。
ただ、この書き込みは購入して2年近く成るかと思われるネットブックを使っています。WIN7にしてあり、出先の固定回線を借用すれば、キーボードが打ちやすいので、今回の様なちょっと長目のコメント書き等には重宝します。
投稿: yoyogi | 2011.01.07 23:11
バイクでウロウロが多い山間部や房総半島でエリアの問題がなければ、現有の E-MOBILE 回線で事足ります。
新設回線は、通話用の2回線目期待に加えて、データ通信で E-MOBILE のエリアを補完する役割も期待しました。
ところが、クラウド親和性の高い Android スマートフォンが、期待以上に利便性が高かった。そして用途の広がりを感じます。
そうなると自分は逆に、新しく出た DELL の 5 inch 機を買える Softbank 回線遣いがうらやましく感じたりします。
5 inch 画面で横置きにすれば、qwerty キーボードをもう少し使えるかな?といった理由です。
もし使えるならば、画面が小さすぎて見づらい UMPC( LOOX U ) を持って歩く必要がなくなるんですよね。v(^^;
RAW 現像を行うパワーとキャリブレートされたディスプレイが必要な旅行のときは ThinkPad T60 を積んで行けばいいから、UMPC 退役が視野に入ってきます。
外出先での Text 入力用としては、もしかしたら 7 inch の GALAXY Tab が適しているのかもしれません。
望ましいのは、好きな筐体を好きな回線で使えることなんですけどね。たぶん、なかなかそうならないでしょう。
年末か来年初くらいにタブレット最適化された Android OS が docomo から出ないかな?とか、期待しながら様子を見ていきたいと思います。
投稿: ぽてち | 2011.01.11 01:46