K1300 GT のオイル交換
天気がよく、特段の予定もないのでやる気になって、着手。エンジンオイルの交換は、10 年以上前に車のオイル交換をちょくちょくやっていたとき以来です。
バイクは車と違ってジャッキアップも馬も要らないので楽~♪
オイルは Naps が安売りしていたとき2本買って、丸々1本と、ちょびっと残っています。使ったのは、オイル持ち込みでディーラーに交換してもらったとき。
そのときオドが 4,450 km くらいだったから、4,350 km くらい走っています。走行中のフィールからしても、頃合いだろうと考えました。
オイルジョッキもオイルを吸引するポンプも買ってある。廃オイル処理箱は Naps でもらえたし、ドレンボルト ワッシャーは買ってある。トルクレンチもあるし、パーツクリーナーはもちろんある。
工具箱をあさってみると、ちょうどいい太さのヘキサゴン ビットがありませんでした。暖機を兼ねてドイトへ買いに行く。
さて、ドレンボルトを外してオイルパンから抜く作業。ドレンボルトがけっこう堅く締まっています。ラチェットハンドルだとねじ穴を壊しそうで嫌な感じ。T字ハンドルに換えて力を込める。もちろん力をいきなり入れず、じわっと力を強めていきます。
突然、パキン!☆といった音とともに回る。あとはもう単純。オイル汚れを少しでも抑えるために指で押しつけながら回していき、回しきったら ひょい!と外します。
びしゃびしゃと落ちていきます。色も見た感じも触った感じも、交換が頃合いなくらいの印象。走行中のフィールを裏付ける状態だと思いました。もうちょびっと早くてもよかったかもしれません。
上まで回してないとは言え、クソ暑い中を散々走ったし、4,000 km も持てば上々でしょう。
ドライサンプ式で、いつまで待っても下からは少量しか抜けないので、上からポンプで吸い出す段取りに入る。
うまくいくのかしらん?と思いながら、しゅっこ!しゅっこ!とポンプを上下させる。引き上げるとき力が要るのでちょっと疲れます。(^^; でも、とりあえず順調に抜ききることができました。
上から抜ききった後、セルを回してエンジン始動、2秒で止める。下から再び たら~り、ぽたぽた・・・ これを2回。
しばし待った後に、穴周りを綺麗にしてからトルクレンチでドレンボルトを締め込みました。ちょっと失敗して、ドレンボルトのヘキサゴン穴をちょびっと傷めてしまう。姿勢が窮屈でも目視確認をせず急いでやるものじゃありません。反省。(^^;;;
ドレンボルトを交換すべき程じゃなかったこととともに、オイルパン側を傷めなくて本当によかったです。(^^;;;
新しいオイルの準備中。
厳しく冷え込む季節の他は、ディーラーが用意している 10W-40 よりも、こちらの方がいいようです。取説推奨の粘度指数(10W-50)だし、ディーラー用意のものより1ランク上の価格グレードですしね。
ファンがガンガン回るほどに熱した後も、メカニカル ノイズや微振動から金属同士がぶつかり合うような感触を受けません。これにしてから なめらかさが増しました。
これを買ったときは 25 %引きだったので、1ランク下の価格帯で買うことができました。通常の価格だと、ディーラーで1ランク下のオイルを買うのとほぼ同じ値段。
ちなみに取説推奨の Castrol でないのは理由があります。車のオイル交換をちょくちょくやっていた頃に、普及価格帯のオイルを何種類もあれこれ試してみて、どうもよくなかったのが Castrol でした。部分合成油でも、100 %化学合成油でも。
メカニカル ノイズ、微振動の出具合、持ち具合、どの面でも・・・
車でけっきょくたどり着いた先は、ホンダ純正オイルです。エンジンがとても なめらかかつ静かになり、持ちも悪くない。3,000 km くらい気持ちよく使えます。シフトチェンジ時のギクシャクを我慢すれば 5,000 km まで我慢できる。
ホンダのエンジンにホンダ純正オイルが合っているという話しでなく、RX-8 でも、あきらかに良かったですよ。d(^o^) マツダ純正オイルだと 1,000 km で渋くなるのに、やっぱり 3,000 km は使えるし、静かに回る。さすが、エンジン屋が自己銘柄で出すオイルだけありますわ。(^_^)
だから RX-8 でも日頃はホンダ純正の 0W-20 を、筑波サーキットを走るときは同じくホンダ純正の 5W-30 を使っていました。オートバックスで作業依頼する度に奇異の目で見られましたけど。(笑)
バイクでも、指定粘度指数を満たすものがあればホンダ純正オイルを使いたいところなんですけどね。Super Sports のエンジンでも 10W-30 を推奨するホンダの純正オイルに、10W-50 とか 5W-40 とか、無いもので。(^^;)
閑話休題。
3Lちょうど注ぎ入れて、ちょうどいっぱい。オイルを回らせるための試動がてらに猫用のなまり節を買いに出かけました。
うみゅ♪、なめらかが戻った。いい感じ♪ (=^^=)
帰ってきてから 500 cc 注ぎ入れて、これで 3.5 L。様子を見てもう 200 cc ほど追加。しつこく落とした分で、フィルター交換してないのに計算より 200 cc 多く入ったのかな?
なお、後片付けをしながら緑△を剥がしました。
ドレンボルト ワッシャーを買いに行ったとき、営業さんから「もう剥がしていいんじゃない?」と言われたので、その気になりまして。
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コメント
うちのおぢさんはドレンボルトを抜くときは使い捨てのビニール手袋を使いますよ。ホムセンの箱売りの安いやつです。
うちも先週交換後のツーだったんでエンジン音軽かったです。
投稿: にゃびのママ | 2010.09.26 21:01
なるほど~、そういったものを使えば、あれこれ気兼ねなく作業に集中できますね。
作業の後も、面倒が要らないし。
薄手のゴム手袋を買ってはあったのだけど、見つからなくて、無しで作業をしてしまいました。
ゴム手袋を使っても、後でゴム手袋を洗浄するのが面倒だと思ってしまい、しつこく探さずに。
オイルで汚れる手指は、汚れる度にパーツクリーナーで バシュー! (爆)
使い捨てのものならば、後の面倒がないからいいですよね~。これは大きい。(^_^)
いつも参考になる情報、ありがとうございます。
投稿: ぽてち | 2010.09.27 18:58
ご自分でオイル交換出来るなんて羨ましい~
僕には下から抜く技術しかございません(涙)
ぽてちさんがご近所さんやったらな~
なって考えてしまいますね^^
投稿: たーさん | 2010.09.28 18:53
写真に写る白い吸引ポンプを買ったから、上からも抜くことができました。
ポンプが 5,700 円。ディーラーの工賃が 5,700 円。1回でも使えば無駄にならないので買ってみました。
1回やって面倒に感じて、けっきょくディーラー任せになる可能性も考えた、という。(爆)
上抜きが必要な K1300 GT でも、ポンプがあってオイルだけの交換なら難しいことはなく自分でできちゃうと思います。
手ルクレンチの場合、ドレンボルトを締める力の加減に気をつけるくらいかな?
フィルターまでやろうとすると、フィルターレンチまで買わなければなりませんけどね。
某所に電話で聞いた話では、74 mm の 14 角だったと思います。
ディーラーでもシフトペダルがつくブラケットを外すそうなので(ネジ3本でとまってるやつ)、そうすれば特別に薄いレンチは要らないかと。
フィルターまで自分でやって失敗して壊すと高くつくから、フィルターも交換するときはディーラーに任せろと、相棒は言うてますが。(^^;
まぁ、その通りなんだけど・・・ 自分で1回やってみたいです。(笑)
吸引ポンプを買わない場合、
http://www.flickr.com/photos/potechi/5032368877/
この写真に写る半透明のパイプがつくものをオイルタンクから抜いて、何かで穴をふさいで下に引き回して、
http://www.flickr.com/photos/potechi/5032369021/
脇にひっぱり出してから塞いだものを外して、先からオイルを落として抜く。
そういう段取りが正しい手順なのではないか?と推測しています。
下のドレンボルトを外したままエンジンをかけて、オイルタンクのオイルが無くなるまで待つ。
そういう荒技も考えてみています。(笑)
日本人的にもドイツ人的もあり得ない方法かもしれませんが、ラテンのノリでアリかも。ヽ(^▽^;)ノ
投稿: ぽてち | 2010.09.28 19:55
オイルにこだわりなんか 無かったんだけど
ディーラー任せのホンダ乗りには 嬉しい話しですね
タイプRユーロのオイルもフィットも同じオイルです
メカニックが言うには
高級グレードは自己満足の世界ですと
2台共3000㎞毎には交換してますけど
因みに長野市に住んでいます
近くにお越しの際は一声かけてください
投稿: ユウ | 2010.09.28 20:05
自分もそういうものだと思ってます。 > 自己満足
楽しければそれでいいと思いますけどね。(^_^)
ディーラー任せが 5,000 円くらいだった中で、6,500 円とか 9,000 円くらいのものを入れても変わりがありませんでした。
変わりがないどころか、任せてなお安いホンダ純正の方が良かったです。(^^;)
他にベターな選択はないと思うようになってから、ホンダ車に乗っている分には完全にディーラー任せです。
以前の DOHC VTEC アコード( CD 型アコード SiR です)も、今の LIFE も。
(走行会のときだけは、走行後に交換する前提で、用品店で買う 10W-40 を入れていました)
問題は おにぎりエンジンに乗り換えてから。
おにぎりエンジンは用品店等で特殊性を喧伝されますよね。
でも、特殊性を謳われる おにぎり でさえ、ホンダ純正の 0W-20 や 5W-30 を入れた方が良く感じて、そして何の問題もありませんでした。
筑波ではシフトアップの度に「ぴ-!」が必須の回し方をしていましたけど。
問題が無いどころか、12ヶ月点検等でマツダのお店に出すと「よく回るエンジンですね~。絶好調ですね!!」と感心されたものです。(笑)
このとき気をよくして(笑)うっかりオイル交換も依頼しちゃうと、500 km くらい走った頃から微振動が増えちゃうのでした。(^^;;;
その後、マツダ純正オイルが全面刷新されてからは、よくなったことを思い出しました。
ホンダ純正と比べてどうか?を試す前に、手放しちゃいましたけど。(^^; > RX-8
>因みに長野市に住んでいます
近く(長野道)を年に2度や3度は通っていますよ~。(^o^)
次はたぶん 11月3日。ハイウェイオアシスおぶせへ、りんごを買いに行く予定です。
帰りは荷物があって相棒つきなので、足は LIFE になりますが。
10:00 過ぎくらいに、駐車場でたむろしている怪しい輩がいたら、それは自分たちです。(笑)
投稿: ぽてち | 2010.09.28 22:11
>下のドレンボルトを外したままエンジンをかけて、オイルタンクのオイルが無くなるまで待つ。
そういう荒技も考えてみています。(笑)
うちのおっさん、交換時に毎回やってますよ。
それでも100%綺麗には抜けないみたいですね。
投稿: にゃびのママ | 2010.09.29 21:41
blog 記事にあった
>愛知に出かける ついで にと福井
のくだり、思わず吹き出しました。(^o^)
自分も「距離感覚が壊れているよ」と言われがちなのですが、ぜんぜん敵わないや。(笑)
んで、RT くんはウェットサンプ式ではありませんでしたっけ?
もしそうだと、オイルパンのドレンボルトからほぼ全量が抜け落ちると思います。
車には無いエンジン キルスイッチを持つバイクの場合、
キルスイッチで点火オフさせてスターターを回し、2秒とか3秒の短時間の空回りをさせてエンジン各部に残る微量分を積極排出させることは、割合とよく行われることかもしれません。
エンジンの構造に依りますが、これで 100 cc から 200 cc くらい出てくると思います。
RT くんも K1300 と同じスイッチだから、スターターを回したら火が入っちゃいますね。(^^;
その状態のことかしらん?
投稿: ぽてち | 2010.09.30 01:09
そーでしょ?そーでしょ?
適おうと思ってはいけません。
私達、筋金入りのお馬鹿ですもん。
あと1年もしたら、ぽてちさんも仲間入りですよん。
>オイルパンのドレンボルトからほぼ全量が抜け落ちると思います。
意外に綺麗に抜けませんよ。デラでも残っていると言われてます。
なので、
>その状態のことかしらん?
を毎回していますよ。
ぽてちさんの荒業って別のこと?
投稿: にゃびのママ | 2010.09.30 23:33
車ならば、ある程度は勝負になる戦いを挑めると思うのですけどね~。
バイクだと、挑もうと思うことすらすでに不遜である。そう思います。(笑)
K1300 はドライサンプ式というやつで、
シート下にオイルタンクがありまして、こちらがメインのオイル溜まりになります。
オイルパンに溜まっているのは 500 cc くらいじゃないかしらん。
よって、ドレンボルトを外しても 500 cc くらいしか落ちてきません。
詳しくは知りませんが、推測するに、以下の様。
エンジンをかけるとタンクからオイルを吸引してエンジンに供給し、オイルはエンジン各部を潤滑しながら落ちていく。落ちていく先はオイルパン。
落ちたオイルをオイルパンから吸い上げて、タンクに戻す。
もしこの順番ならば、ドレンボルトを外しておけば、タンクから吸引して潤滑してどんどん落ちていくのではないか?と考えました。
オイルパンからタンクに戻すポンプの潤滑はチト気になりますが、3Lを落とし切るくらいの時間なら大丈夫だろうと推測です。
エンジンを切るタイミングを間違えると、ヤバイことになりますね。(^^;;;
ちなみに、ドレンからオイルを抜くとき、仕様にあるオイル容量の全量を抜けないのはお約束だと思います。フィルターやエンジン各部、そしてオイルパンにも残りますから。
ただ、形状からしてボクサーエンジンは普通の直4より多く残りそうに思えます。
でも、まめに換えていらっしゃるようですから。(^_^)
投稿: ぽてち | 2010.10.02 00:03