新型 R1200 GS 試乗(その一)
K1300GT 初回点検のとき、新型 R1200GS を試乗させてもらえました。
ESA を Comfort に設定して町中を@@。楽ちんですね。
Nikon D40,AF-S DX 18-55mm F3.5-5.6G VR
まず、運転姿勢が極めて楽。見た目の大きさと跨るとき感じた高さの割にはポジションがパチッとはまりました。ハンドル幅も、自分にちょうどいいくらいの広さです。
シートのクッション厚、良し。殿様姿勢と相まって、こりゃいくらでも乗れそうだと感じます。レバーの傾け具合も、デフォルトで自分の K1300GT より握りやすい位置になっていて楽でした。(それで翌日の調整を思い立った次第)
走っていてブレーキペダルを踏むと、インテークパイプがスネに当たります。足の置き方かペダルの高さを工夫する必要を感じました。自分の体格では、ここだけが気になったところです。(HP2 Megamoto も同じだった)
ストローク多めのサスペンションが、路面の荒れでも滑るように走る快適さをもたらしていて楽。エンデューロ バイクがツーリング用途に使われるようになったこと、これなら理解できます。
スペック重量の割には重さを感じなかったことも、特筆すべきことなのでしょう。ここらへん、やっぱり低重心なボクサーエンジンのおかげなのでしょうか。町中を@@と走っていて、その気になれば普段の足にも使えちゃうなと思いました。実際は、もっと軽くてコケても気持ちが痛まないバイクを求めてしまうでしょうけど。
エンジンは、DOHC 化されて少し元気になったと聞きますが、「求めに応じて必要十分なパワーを・・・」の範囲だと感じました。まろやかにパワーを出してくるからそう感じるだけで、実際は必要十分以上なんですよ。1200ccもありますから。
DOHC 化されて、旧型 R1200RT で感じた もったり感がなくなり、何も感じず無意識に扱ってしまえるくらいの元気さを身につけたのでしょう。まさに「ほどよい」感じ。
趣味性が高いものである高額な大型二輪で「ほどよい」って、珍しいですよね。激しさを感じさせずにパワーを出す。パワーの出し方に刺激の演出無し。これはもう、設計思想なのでしょうね。ぶ厚い中間トルクも、最大パワーも、たまのことでなくいつも存分に自在に使わせる。設計陣はそんなことを考えているはずだと思いました。
53ps の CB400SF では料金所ダッシュでもトップエンドまで回せなかったヘタレな自分でも、R1200GS なら 110ps もあるのにトップエンドまで使って走らせられそうだと感じます。凄いことです。「へたなスポーツバイクより、実は速い」とのこと、なるほどなぁ、と。
排気量&パワーとスペック重量の割には密度感が低く感じて、拍子抜けするくらい軽々と乗れてしまうこと。軽々とした気分でアクセルを開けて、かなりいいペースで走れること。なるほどなぁ~。でした
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