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2010.01.04

SHOEI MULTITEC 比較

 かぶるとき、SHOEI X-9 ではヨイショ!と押し込むことになって、こめかみとその下の頬骨の張りだし部が削られて痛い。MULTITEC は スポッ!とかぶれる。楽♪
 かぶった後、X-9 ではすぐに頭が痛くなってきて、ソフト内装に交換することになりました。同じ XL サイズでも MULTITEC では頭が痛くなるような気配がまったくありません。楽♪

 置いて見てみる。X-9 より若干大きいですね。そらそうでしょう。

  
 Nikon D40,AF-S DX 18-55mm F3.5-5.6G VR

 かぶったフィット感。フルフェイス型の X-9 よりジェット型の Arai SZ-Ram III や店頭で試着した J-Force 3 に近い。そらそうだ。帽体はジェット型のそれですものね。アクティブ プロテクター(上下する可動前部)を外せば、ジェット型帽体そのものでしょう。
 そしてアクティブ プロテクターを下ろすと、当然のことながらフルフェイス型の密閉感と守られ感がやってきます。

 アクティブ プロテクターを上げているときも下ろしているときも、フルフェイス型で顎部を動かせるというよりは、ジェット型で顎部もついているといった装着感です。
 ぴたりとはまって帽体剛性も高くて安心感が大きい代わりに紙一枚むこうに頭痛が待っているフルフェイス型と、どちらが好みか?に尽きるかな。あくまで印象だけど、MULTITEC の対衝撃防護能力がフルフェイス型より実用性能で劣っているとは感じません。計測絶対値ではフルフェイス型が勝るかもしれませんが、実用的には同じでしょう、きっと。

 重さ。そりゃね、X-9 より少しばかり重いようです。最小計測単位100g の体重計で測ってみると、X-9(XL)が 1.7kg で MULTITEC(XL) は 1.8kg でした。表示が四捨五入されていると仮定すると、最大で 190g ほどの違いがあり得ます。
 もしかすると、いざというときこの重さの違いが首への負担の違いとして差が生じるのかもしれません。でも、実用的には同じかなぁ。そりゃ軽い方が楽だと思いますけどね。
 実際に使ってみた印象では、わずかに重く感じるとはいえ多摩境から家まで程度だと、重さでしんどくなるようなことはありませんでした。3時間とか4時間とかの長時間かぶってみてどうか?高い速度で巡航してみてどうか?は、ツーに使用してみてのお楽しみです。

 風切り音。X-9 ではある速度から先で発生してしまう耳元のボー!ボー!うなり音がだいぶ小さくて、代わりに「バサッ!バサッ!ざー!バサ!バサ!ざー!」といった風切り音が聞こえます。
 X-9 で音が聞こえてくる速度より低い速度域から発生するため、総じて X-9 より五月蠅く感じます。
 とは言え、難聴になることを心配するような音圧ではありません。BMW R1200 RT のような巨大スクリーンで防がないことには、風切り音なしは理屈からしてあり得ません。「あまり細かいことを言っていても意味ないよね」といったレベル。満足していいと思いました。

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