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2010.01.10

ねらい目は 40代だ

 3日に SHOEI MULTITEC を買って店の駐車場でごそごそしていたとき出入りするバイクを見ていると、中年ライダーの比率、かつての昔と比べものにならないほど高くなっています

 40代の終盤と言える自分もその一人ですが、40代と思しきライダーの多いこと。もちろん若い人もいて、やっぱり多数派は若い人です。でも、1/4~1/3が中年ライダーだったのじゃないかしら。若い人も二十歳前後はいなくて、20代の後半から 30超えに見えるような人が中心だと感じます。若くても 20代の中頃かな?

 若い人がだいぶ減ったらしい。その状況、製造・販売の立場からすると嘆くべきことのようです。嘆き・ぼやきを雑誌の記事でよく見るし、関連業界の人と思しき人の blog でも見かけます。
 たくさんの若い人が買ってくれないと、低コストでたくさん作って低価格で訴求するビジネス モデルどっぷりのメーカーは利益が出ないだろうし、たくさんの中の一部の人を対象にビジネスする周辺産業も分母が小さいと「やっていけない」くらいお客が減ってしまう。そういうことなのでしょうね。

 でも、そのぼやきって、バイクがきわめて若い人を中心としたもので数が出た時代のビジネス モデルや商品構成のまま変えずにいるから嘆くことになるのではないか?と思ったりします。
 全体の数が減ったなら、残った数の中で収益を上げていくモデルへと転換すべきではないでしょうか。年齢構成が変わったなら、変化した構成にあわせた商品・サービスを展開すべきではないでしょうか。

 全体の数の減少は、すなわち若い人の減少は、容易なことではもとに戻せません少子高齢化の時代ですもの。
 さらには、海外シフトの時代であり、何より ばらまき 縮小の時代ですもの。趣味のものであるバイクを若いうちから買えるくらい「ゆとり」ある収入を得られる仕事に就ける若い人が、たくさんいる時代じゃないでしょう。対象人口はさらに減ります。
 若い人の数を頼んだビジネス モデルと商品展開のままでは、そりゃあ苦戦に陥るし衰退もしていくことでしょうね。

 自分は「40代をねらうべきだ」と思っています。好みのツボを突かれた商品や周辺機器・周辺サービスで攻められれば、バイクが 200万円でも 250万円でも買ってしまう人がいる年代ですから。
 全体数が多かった時代にはごく少数の小比率として国産メーカーがほとんど無視してきた層だと思いますけどね。いまや比率としては高まっていて、希少な収益の泉として無視しちゃいけない大トロみたいな部分だと思います。

 北米で稼ぐから日本はどうでもいいと割り切って安く背の高い箱だけ残した4輪ホンダみたいに、アジアで稼ぐから日本はどうでもいいと考えているならば、「そうですか」と受け止めるしかないですけどね。
 そこまで割り切っていないならば、40代がねらい目ですよ。40代をつかめば、10年後にもまだバイクに乗れる(買う)年代です。

 ハーレーや BMW に乗っている 40代の人をよく研究すれば、どんな商品展開をすればいいかが見えてくるのじゃないかしら。
 たぶん 40代は、ハーレーや BMW の名に大きな威光やあこがれを強く感じていないと思う。ハーレーや BMW の名に威光やあこがれを強く感じるのは、今の 50代や 60代までのはずです。
 少なくとも自分は、40代の終盤ですが、「機械工業製品は性能も品質も日本製が世界一」です。ぎりぎり、ドイツ製が光っていた時代を上の世代から聞いてその残光を知っているくらい。さらには、世界のレースシーンは日本車の天下でした。

 国産メーカーは、今の 40代、数年後の 40代を狙わなきゃ。そこならば、プレミアムがビジネスになりますよ。

   
 横浜ラーメン博物館  
 Nikon D40,AF-S DX 18-55mm F3.5-5.6G VR  

 アメリカン型の好みがなくそっちは知らないですが、国産メーカーが商品をちゃんと展開すれば BMW に流れる客を食い止められると思う。R でも K でも、RT でも GT でも GS でも、一度乗ってみて良かったから&国産に同等のものが無いから流れたという人が主流になってきているはずです。
 性能・機構・装備・仕上げで見劣りさせず同等以上のものを出せば、流れた人もそれに一度乗ってみて良くて、戻ってくるでしょう。いまの国産車の作りに満足できず、でも外車にもためらっている人も身近な販売店でなら買うだろうと思う。

 もちろん、性格やウリを誤っちゃいけないですけどね。スポーツを前面に出して「峠で SS を相手にしても」を絶対にやっちゃいけない。40代は他人と比べてどうのでなく、自分の中に基準を持つことが多い。レトロもだめ。懐古するほどの年じゃない。安くするために機構・装備を奢らなかったり雑に仕上げて品位感を落として「シンプル」を謳っちゃ、絶対にいけない。そんな「シンプル」ならば、それこそ BMW に流れます。
 BMW に流れた人が何を求めたかを、よく研究しなければいけません。そして、ものがよければ、高くてもビジネスになるくらい売れますって。BMW がビジネスになっているように。

 「安くて性能が十分」を本旨としている国産メーカーには難しいと思いますけどね。その本旨のままでは上に書いたような衰退構造なんだから、転換を図っていいのではないでしょうか。

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