EOS 7D
D300s 相当、ということになるのかしら。まだ詳細を見ていません。記事の斜め読みで、そう感じました。CANON の高画素数寄り志向は不変らしい、とも。
画素数について、ぽてちは意見を持っています。とは、その時代(技術世代)に応じた適正な範囲がある、というもの。
基本的に、写真は精細であれば精細であるほど良いとは思っているんです。(自動車エンジンでの『パワーは正義だ』と全く同じ思想) しかし、画素数をあまりに追い過ぎると、ある部分では性能が落ちてカメラとして使いにくくなるから、適正な範囲で収めるべきだと考えています。
自動車エンジンで、排気量を増やさずむやみにパワーを上げると、実用域で力が無くて使いにくいエンジンになってしまう。むやみに排気量を増やすと、エンジンも車も大きく重く、そして高価になってしまう。だからメーカー各社は、その技術力や開発・製造の能力に応じて、相反する条件の中で車の性格や価格を勘案し、より多くの客が買うであろうかつ最大の利益が出るであろう落としどころを探る。それと同じですよね。
デジタル電気ものの場合、各社が持つ技術差によって生じる性能の差が、自動車エンジンよりも大きい傾向があると思います。しかし、しょせん同時代の技術の範囲内。革新的な技術の開発や新素材の採用といった差がなければ、原理は自動車エンジンの話しと同じだと考えています。例えれば、「200馬力を発揮させるのに適正な排気量レンジがある」「2Lのエンジンに発揮させる適正な出力レンジがある」これと同じでしょう。
もちろん、同時代に作られたものの中で考えなければなりません。現代の技術なら2Lエンジンでネット値 200馬力は車としても価格でも十分に実用の範囲内です。しかし、30年前に実用的なものが作れたか?と言えば、それは無理な話し。先端なデジタル電気ものだと、30年が3年とか5年といったスパンになるのだと思います。
自動車のエンジンに例えると、CANON は、ハイパワー寄りを志向しているようですね。PowerShot G11 の発表を見て方向転換したのかと思ったけど、主力分野では路線堅持だったようです。そして、今の技術なら APS-C サイズで 1800万画素も実用の範囲内になるとは、さすがに驚きました。そりゃ2Lエンジンで 210馬力を出すようなピーキーさは残るでしょうけど、それを求める人なら短所を理解して使いこなす実用の範囲内、ということでしょうね。CANON を好む人にとって、EOS 7Dは CANON らしい順当な進化で嬉しい発表だったのではないでしょうか。
Impress Watchの記事を斜め読みした中で目を引かれたのが、視野率 100%、ファインダー倍率 1.0倍。いいですね。製造に手間暇が、すなわちお金がかかることでしょう。そういうこともキッチリと詰めてある。いいですね。
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