CB1300 から乗り換えを図る理由(1)
自分が乗り始めた頃から、CB1300 SUPER BOL D'OL を見かける頻度が落ちてきたような気がします。いっときは何処へ行ってもたいへんよく見かけたものですが。
blogサーフィンが好きで、あちらこちらの人様 blogを渡り歩いてはツーリング レポートや用品・パーツのインプレッションを読んで楽しませてもらっているのですが、CB1300 SUPER BOL D'OL から他のバイクに乗り換える話しを、チラホラと見かけるようになりました。
一生もの扱いされるバイクではないんだな。自分も乗り換えるつもりの今から5年後に、何人の人が、大整備をしながら乗り続けているのだろう?
そんなことを、ふと考えました。そして、そうなる理由を、自分が感じていることから考えてみました。
一つめ、エンジンのパワーフィールに刺激が少ない。
CB1300 SUPER BOL D'OL は、アクセルを大きく開けたとき、パワーの立ち上がり方に角がありません。もちろん、言うまでもなく、目をむくような怒濤の加速をします。馬鹿力を持った大きな暴れん坊です。だけど、立ち上がり方に角が無い。(車体が重くずっしりと安定していることも、排気音が低く抑えられていることも、角の無さに貢献していることでしょう。)
さらには、昔の Cyber CR-X に積まれた初期の DOHC-VTEC エンジンのような、回転数と速度が要求以上のペースでぐいぐい上がっていくような、パワーの波に乗せらる感触もなく、アクセル開度に応じて感じる節度あるパワー放出をします。
アクセル開度に応じて感じる節度あるパワー放出をするエンジンの中にも、S2000 の 2.2Lエンジンみたいな、躍動感を伴ってはち切れ破裂していくような、完璧なメカニズムが嘘いつわりなくパワーをほとばしらせていると感じさせるスペシャルなエンジンもある。それとも違います。
そう、「節度ある」に加えて「やや控えめな気持ちで」という表現が適しているような気がします。「節度」をわきまえた暴れん坊が、指示に忠実に「やや控えめな気持ちで」馬鹿力をふるって荒ぶる。そんな印象。
これって鉄人28号?(笑)
これらは強大なパワーをいつでも自在に使えることに繋がり、とてもいいことだと考えています。知的で合理的な「しつけ」だと思う。さすがホンダ、大変によく作ったと思う。
しかし、パワー放出の刺激を、すなわち角をも求めたワイドオープンのときは、やや肩すかしをくらう印象をぬぐえないことでしょう。大型二輪に慣れてきたとき、大型二輪に求めるものに「エンジンの刺激」の比率が高くあると、ややもの足らなく感じるだろうと思えます。排気管を換えている人が多い理由の一つかもしれません。音によって「エンジンの刺激」を得ようとしている面もあるのでは?と。
自分はこれくらいがちょうどよいと思っていますが、「求めるもの」次第ですよね。
他のバイクに目が向く理由の一つかな?
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