CB1300 から乗り換えを図る理由(2)
二つめ、やっぱりエンジンかな。他にもあるのですけど。
一言でまとめれば、CB1300 SUPER BOL D'OL はGTでないと感じること。
開発時に意図されている距離レンジは、せいぜい 300km 程ではなかろうか。ちょっと慣れた人なら 500km も 600km もの距離を一日で淡々とこなしてケロッとしていられる。そんなバイクを目指して開発したのではない。はず。
(ホンダは、GT用途なら GOLDWING か ST1300 を使ってくれと言うのでしょう、きっと)
そう感じた理由は、主にエンジンです。知識・情報が足らないし、頭がまとまっていないし、説明が難しいんですけどね。何からどう表現していったものか・・・
何よりもまず、エンジンの微振動。高速道路を巡航していて、気にならない振動ではありません。気になって、どちらかと言えば不快と感じる振動です。
振動は常に悪者といったわけでなく、いつまでも身を任せていたくなる心地よさを感じる振動だってある。CB1300 の微振動は、無くて済むなら無い方が有り難いと自分は感じるタイプ。意識に働きかけてくる微振動です。短時間なら楽しむことがあり得ても、長時間だと棘に感じてきます。粒の大きさ硬さを感じるんですよね・・・
GTを意図して開発していたら、この様な振動の出方を許すわけがありません。設計・開発の段階で抑え込む手はいくらでもあるはずですし、意識に顕在化させないタイプに転質させることだって容易なはずです。
出す気で出しているか、金をかけられなくて手を打てなかったか、どちらかでしょう。そして、どちらかと言えば、出す気で出している方でしょうね。本来の姿は、大型らしさを表現した大型スポーツバイクたる SUPER FOUR だそうですから。
本来が大型スポーツバイクである車体をGT的にも使えるよう、風圧を軽減するカウルをつけたり、サスペンションのバネレートや減衰力を変更するなどの梃子入れをしたのでしょう。しかし、エンジンの根幹にまで手を入れるなんて莫大な費用がかかること、できるはずがありません。大型スポーツバイクらしく、と意図して残した微振動が、そのまま残っているのでしょう。
ジオメトリーも同様。SUPER FOUR と同じか、ほとんど変わらないであろうと考えています。現に、停車直前でのハンドルの落ち着きが、GTとしてはやや不足していないか?と思います。このことは、サスペンションの設定をいじって対策できるならしようと思っていますが。
まぁ、GTの定義と CB1300 SUPER BOL D'OL に何を期待するのかが問題なんですけどね。
自分は、GTすなわち長距離ツアラーだと考えています。そして、CB1300 SUPER BOL D'OL は高速道路の風圧対策を施したスポーツバイクなのか、GTなのか。人によって見解が異なることでしょう。自分は・・・どちらとも微妙かな。現実の使い方はGT寄りか。(^^;)
慣れてきたとき、求めたものに「長大な距離を淡々とこなす長距離ツアラー」の比率が高くあると、もっと適したバイクがあるはずだと考えてしまう。十分にあり得ると思います。
これも他のバイクに目が向く理由の一つかな?と。
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