Buell Lightning XB12Scg 試乗
染太郎
Nikon D40,AF-S DX 18-55mm F3.5-5.6G VR
日曜日にのんびり起きて、晴れているからバイクで出かけたいな~、なんて思って。
どこへ出かけるかな。今からじゃ近場だな。「ここだ!」というところが思いつかないな。
なんて考えながら Webページを見ていたら、2輪用品店でハーレーの試乗会をやっていることを発見。
ハーレーダビッドソン。ドドン!ド!ド!ド!なアメリカ~ンですね。(^_^)
自分の好みや用途・環境に合わないことは予測の範囲なのですが、だいぶ人気があってよく売れているそうで、よく見かけるだけに、どんなものなのか?を自分の体で試してみたいと思っていた。そこで、こりゃいっちょ行ってみるベ♪と出かけました。
乗せてもらったのは、まずこれ。ヘリテイジ・ソフテイル・クラッシック
乗ってみて、なるほどね~。予測であれこれ思い描いていたことが、ほとんど予測の通りでした。短時間の試乗で味わった程度の範囲の印象ですから、もっと長い時間を乗れば発見があるのかもしれないとは考えましたけどね。
予想を超えていたことが2つあって、ひとつは重さ。実際に自分の足で支えてみないとわからないことですよね。乗車姿勢に慣れていませんから、停車状態や極低速でフラついて、予測を超える重さだと感じました。もう一つ、思ったよりもフケなかったこと。試乗したもう一台の、Buell Lightning XB12Scg より少し重い程度の回転感と振動を予測していました。これには「思っていたより深いものだな」と、いい悪いを抜きに感心しました。
ハーレーに人気があるのもわかるような気がします。自分が感じたには、趣味遊びのバイクなのに速く走らなくていい、コーナーを鮮やかに攻めなくていい、そういうスタイルは『気持ちを軽くしてくれる』な、と。車体は重いけど、気持ちは軽いバイクですよ、これ。ひじょーなる無駄を感じて、それがよいのだと思える乗り物。気持ちは軽いですよ。
そしてどっしりと安定していて、徹底して一定に感じるトルクとパワーで徹底して一定に巡航していく。アクセルを大きく開けても軽々しく高ぶらず、「やめておけ~」といなされているかのような大らかな振動で、動きも気持ちもどっしりと、どこまでもひたすらに走っていけそうだと思いました。高速道路でよく見かけるのが理解できるように思います。
でも逆に、渋滞が多く加減速が激しい東京の町部では乗りたくないかも。都心で見かける頻度が低いことも納得でした。
ちょっと興味があったもう一台。Buell Lightning XB12Scg こちらも乗せてもらえるとのことで、お願いしました。
予備知識はありません。ハーレーのエンジンを載せた町部ストリート向けバイク、くらいの印象でした。
ほぼ白紙の状態で乗ってみて・・・驚き! こりゃ気持ちいい!!!
ドカドカと振動して『緩さ』を感じるはずのエンジンで、『無用・無駄に重い』はずのエンジンが、なんと、気持ちいいんです。
低回転でのドカドカ振動は楽しく、4000rpmくらいでの調和のとれたビート感が実に気持ちいい♪ 驚きました。
後から思うには、常用域+αゾーンでの調和のとれたビート感があったからこそ、低回転のドカドカ振動を楽しく感じたのかもしれません。ずっとドカドカだったら楽しいとは思わなかったように思います。ヘリテイジ・ソフテイル・クラッシックではそうでした。
もう一つ、楽しい♪!気持ちよい♪!と思った大きな理由。車体の小ささ・軽さにあると思います。
全長2mに足らないサイズで、182kg(乾燥)の軽さ。それが 1200ccもの大排気量・大トルクで駆られるのですから、くまんばちに乗って飛び回るような錯覚すら覚えます。
このお遊び感、まじめな国産車にはなかなか無いでしょう。ビューエルもまじめに作ってこうなっているのかもしれませんが、日本の常識どっぷりな自分には(好意を込めて)「アホ?(笑)」と思えてしまいます。
そこで思った。「このバイクに乗るなら箱や大きなバッグをつけたくない」と。「都内の移動や郊外への行って来いを体一つでびゅんびゅんやってこそのバイクだ」と。せいぜい、オプションにある小さなリアバッグ。
ギア比は輸入車のそれだと感じました。だからと言って問題だとは思いません。町中は2ndと3rdでこなせばよくて、4thは町中で使いづらいから選ばす、5thを使うのは高速道路限定。そんなギア選択をすれば十分でしょう。
輸出仕様 CBR1000RR で感じたギア比による過剰速度感を Lightning XB12Scg では感じません。「ま、いいじゃん♪」と思ってしまう。
置き場所がもし何とかなるならば、増車を考えてしまうことでしょう。
「ほちぃ!ほちぃ!」と騒いでゴロゴロして、相棒の機嫌を損ねること間違いなし。(笑)
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