大型二輪教習をふり返って
教習を始める前に危惧していたことは、バランスと重量に関することでした。
具体的には、倒れているバイクの引き起こし、押して歩くこと、8の字旋回、平均台(一本橋)、スラローム、クランクです。
教習課題の大どころをほぼ全て網羅する危惧内容ですね。
実際に始めてみると、重量に関しては引き起こしで重さに辟易としたものの、乗って動き始めてしまえば 400ccとそう大きく変わるものではないと、わかりました。(車両が軽いことのメリットも、あらためて理解できましたけど)
しかし、足腰がなまって下手くそになっているバランス取りは、やっぱり大問題。400ccに乗っていても「大いに問題だ」と感じていることです。
約 25年前の中型教習時には積極的に使った半クラッチとリアブレーキを、無意識のうちに節約するよう心がけてしまっていることもクローズアップされてきました。乗っていたバイクで使いすぎて減らしてしまった経験から、無意識のうちにケチるようになってしまったのですね。ケチらずに多用すると、ゆっくりトロトロ&スムーズに動かそうとするのが上手くいきます。
先導する教官がペースを上げてくれると状況に迫られ自然とそうするから、シートにどっかり座り込まず足腰を使って積極的に体を動かしていくようになります。すると、どの教習課題でもモタモタせずにクリアできるんですね。
半クラッチ&リアブレーキを積極的に使っていくこととあわせて、足腰を強くしていきながら走る回数を重ねれば、教習課題や検定を自己満足できるレベルでクリアできるようになるはずだと感じました。
実際には、「ダメじゃないから修了とするけど上手とはとても言えないよ。あとは自分で日々実地練習していってね」くらいのところで卒業となりました。
検定は、スラローム、一本橋、波状路と、基準タイムがあるもので微妙に基準外。最後の教習から2週間も空いてしまった故、大失敗して検定中止になるくらいなら、少々の基準外におさめて減点された方がマシだと考えました。
その他の項目は良好だったそうで、考えたとおりに終えることができたようです。運転免許試験場と違って、教習所は、免許をとらせることが費用に期待される基本サービスの一つ。明らかにマズイ状況でなければ、修了させようとすることでしょう。ありがたいことです。
昨年の暮れに、笹目橋近くのレインボーモータースクールを見に行ってみました。約 25年前に自分が中型二輪教習で通ったところです。もしかして相棒が二輪免許をとると言い出したときのため。
家からだいぶ遠いけど、二輪経験の無い相棒を通わせるなら、大メーカーの看板を背負っているところが無難だろうと考えました。教習車も許容レベルに整備されていて、まったくの初心者でも扱い難くないはずだと考えたからです。
行ってみると懐かしい立地。立派な建物になっていました。送迎バスが池袋や早稲田まで巡回するようになっているのは、少子化の時代ということなのでしょう。
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