GR&GX研究
標高1000m超の森に咲く(長野県小諸市)
Nikon D100,AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6
出張にカメラを抱えていって、空き時間や移動時に少し撮影してきました。
多くは D40 + AF-S DX 18-55mm VR での撮影です。Nikon Capture NXのおかげで使いやすくなった D100も、AF-S VR 70-300mm F4.5-5.6 を着けて携行。バッグにはけっきょく使わなかった AiAF 28mm F2.8D も入っていたため、重さがけっこう堪えました。
さて、発表された新機種のこと。仕様を見て、Caplio GX100や GR Digitalをだいぶ研究したなと感じました。想定対象ユーザーをもろに重ねているのではないでしょうか。松下の DMC-LX3、ちょっといいかもしれません。
GX100で可能で LX3には機能が無い、または無さそうなこと
・ステップズーム機能が無さそう ××
・EVFが無く、後付けファインダーの対応が 24mmだけ ×××
GX100で不足を感じていて LX3に期待できそうなこと
・センサーを 1010万画素に抑えて、感光性能を優先したらしいこと ○○○
・AFスポットの選択が可能らしいこと ○
・手ぶれ補正機能の効果を GX100より期待できそうなこと ○○
GX100以上に期待できそうなこと
・描画と開放 F値重視で 2.5倍に抑えた 24mmスタートのライカレンズ ○○
まだ不明なこと
・AEと WBの精度
・AFの合焦速度
・電源投入から撮影可能になるまでの時間
・松下コンパクト機のコテ&ペタ描画から、さらり描画に変わっているかどうか
(設定で変えられるかどうか)
・カスタム設定にレンズの焦点距離も登録できるかどうか
自分はしばらく様子見です。EVFが無いこと、ステップズーム機能が無さそうなこと、松下コンパクト機の描画の範疇を出ていないと想像されること。この3点が主な理由です。
もう一つ、秋の Photokinaでもっと大きなセンサーを積んだコンパクト機が発表されるかもしれない期待もあって、GX100退役計画の画策はしばらくおあずけ。
しかし・・・ なんと言うべきか・・・ さすが松下。
市場で評価されているものの研究を怠らず、評価されている要素を全部盛りで出してお客を総ざらいしていく松下の勝ちパターン。今回は完全に全部盛りをできたと思っていませんが、ちゃんとそのパターンを踏んできましたね。
まだ不足している部分は、その要素を廉価に製品へと落とし込む材料がそろっていないのでしょう。今までやってきたエントリーユーザー向けコンパクト機には不要な機能で、すぐにも使える要素技術や要素パーツを培ってきていませんから。
その分、エントリーユーザー向け製品の技術を盛り込んでいますよね。おかげで、いわゆるコンデジの臭いが漂っちゃって、私は逆効果だと思いますが。まぁ、DMC-LX3が計画通りに売れれば、DMC-LX4は完璧になってくる可能性があります。なんてったって松下ですもの。
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