« 共同開発 | トップページ | モノクロだった時代 »

2008.06.13

4/3に期待したい

 080315DF011b Caplio GX100

 その後のデジタル一眼マニアックの記事によれば、

>Amateur Photographer誌はフォーサーズ撤退の噂についてPanasonic Europeへ
>問い合わせ、マーケティング担当のマネジャーのコメントによると撤退はなし

 とのことです。まぁ、よほどのことがなければ「撤退」はないと思われます。どだい、センサーを製造しているのが松下でなかったでしたっけ?

 でも、フォーサーズでなく APS-C前後サイズのセンサーを用いた新しいボディの開発は? 現行のフォーサーズ用ライカDレンズがそのまま、もしくは小改造で使えたら? 併売も十分に可能な体力を持つ会社じゃないか。などなど考えを巡らせていたりします。

 さて、フォーサーズを生かす方法のこと。

 大赤字にならないのであれば、オリンパスは今のEシリーズ一眼レフを継続させていくだろうと思います。E420は小ささが注目されているし、上級機もE3までたどり着いたことですし。
 しかし、個人的に思うに、それでは面白味に欠けるんですよね。(^^;) 極端に例えれば、町の蕎麦屋さん。確かな味が町で安定した支持を得ているから無くなることないのだけど、町の住民の他はお客を呼び寄せられる要素が無い。よそに行けばもっといいものがある。そんなもの足らなさです。
 2年前だったら現在の商品でいいのですが、今はちょっと・・・

 800万画素くらいに抑えて、SIGMA DP1 のようなカメラを、フォーサーズセンサーで作れませんかねぇ。
 800万画素くらいに抑えて、E420からペンタ部を取り除いちゃって、小さな小さな松下L1。パンケーキ単焦点を増やして、標準ズームでも 35-70mmくらいで小ささ優先なものを1本用意する。そんなことができませんかねぇ

 そんなカメラが出たら、ぽてちはたぶん飛びつきます。

 SIGMA DP1のようなカメラだったら、GR Digitalや Caplio GX100を使う人々が飛びつくかもしれません。センサーやボディの大きさからして、自分が Caplio GX100で不足と思う点、感度性能が飛躍的に向上して動作速度も一段アップするはずですから。Foveonと異なり、Jpegでも合格写真を安定して生み出すと期待できます。
 28-70mm相当くらいのズームを積むなら、SIGMA DP1を少し厚くしたサイズでも合格です。レンズ非交換の格納型とすることで、ぎりぎりポケットに入れられるサイズに収まると思うので。昔のフィルム式コンパクトカメラのイメージです。

 松下L1が小さくなったようなカメラ+単焦点レンズだと、認知されるまで時間が少し必要かもしれません。ポケットに入るほど小さくなく、大手の一眼レフ中級以上機に代表される高品位カメラのイメージと違った形状・存在感ですから。
 しかし、ちょっと考えて見つめてみると、このようなカメラこそライカMの現代版ではないでしょうか。日本が得意とする小型化を図った、機動性と速写性に優れた、フィールド向きの高品位カメラ。趣味性も非常に高いですね。ぽてちなら飛びついて、28mm相当の単焦点1本、もしくは35-70mm相当ズームをつけて持ち歩くと思います。

 このようなことをやってこそ、フォーサーズセンサーが生きる。APS前後サイズのセンサーでは真似をしにくく、フォーサーズの特徴を打ち出せる。そのように考えています。
 フォーサーズに由来するカメラの特色が「やや小ぶり」くらいな状況で快打を放てずにいるならば、いっそそこまでやってはどうでしょう? 「ちゃんとした写真を撮れるコンパクトはここまで必要なんだ」として普及型コンパクト機のセンサーサイズ底上げに挑む口火を切るとか、狭い隙間を突く快打を放って世の耳目を集めるとか。どんな方法であるにせよ、世が目を白黒させるような挑戦が必要なのではないかと思われます。

 でも、こういうことをしそうなのは、カシオ、リコー、松下、ソニー。大失敗できる体力まであるのは松下とソニーでしょうか。どちらも他の方向で忙しそうですから、ぽてちが夢中になるような事態はやってこないのでしょうね。(^^;)

|

« 共同開発 | トップページ | モノクロだった時代 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 共同開発 | トップページ | モノクロだった時代 »