« 慣れないことは大変だねぇ | トップページ | VISTA、しずしずと進行 »

2007.10.10

富士スピードウェイ実見

 071008007b  071008016b  071008017b

 行ってみたいと思っていた場所2つ、ようやく自分の目で見ることができました。
 改装後の富士スピードウェイと、本田宗一郎氏のお墓です。

 まず、富士スピードウェイの方。だいぶ整ったとの印象です。

 グランドスタンド、ピット、パドック、かなり整備されたと感じました。ゲートからグランドスタンドまでの道も整えられたし、観戦席も増えたし、かつての富士を知る目には、別世界のように見えます。
 長いグランドスタンドの下に入れば雨を避けられます。すなわち、雨を避けられる場所がだいぶ広くなりました。売店も、かつてに比べれば増えているように思います。国内選手権級のレース観戦ならば、十分に合格ラインではないでしょうか。

 たしかに、グランドスタンド向かいの大型ビジョンは大きさに不足を感じます。あのサイズだと、筑波サーキットなら合格といったレベルのように思います。あれで「よし」としたのは、設計者も設計チェック者も、机の上だけで考えた結果なのでは?と思えます。
 一般車が使うであろう補助的な駐車場が舗装されていず、雨が降ったらタイヤや足下が泥だらけになるであろうこと。奥の方の駐車場への道に街灯がないこと。座って食事をする場所がほとんど無いこと。これらも、大きなイベントでは一般客へのホスピタリティに欠けると思わせてしまうように感じます。
 ピット上の VIPルームがグランドスタンドから丸見えなのも、いかがなものかと思いました。とは、VIPと一般客とで、明らかな待遇差を見せつけられることに日本人は慣れていないと思うからです。取締役も工員も同じ社員食堂で同じものを食べることが、日本型企業の特色であり美点であり強さの源泉だといった報道が繰り返されてきた社会ですから。

 071008003b  071008009b

 総じて、国内選手権くらいであれば、かつての富士や筑波や小規模サーキットのことを思えば、十分以上なレベルだと思いました。
 しかし、国内選手権には来ない客が来るような場では、役者不足な感が少々あります。「5000円でたっぷりサービスしてくれる浦安にある遊園地の何倍もとってこれかよ」と思われてしまうのではないでしょうか。1500円の野球場外野席でも、座る椅子があるのが現代のレジャー施設だと思います。球場内では雨に濡れても、場外に出れば濡れずに座って飲食できるお店がいくつもあって当たり前。
 レジャー施設ではなくレース場であるとの認識旧来の感覚をもって見れば合格ラインでも、現代最新のレジャー施設として見られちゃうと、だいぶ遺漏があると感じられるように思いました。「当たり前」のレベルが違いすぎなんですね。

 あれこれ考えたこととは別に、個人的に残念に思ったこともありました。
 西ゲートを入った右側。かつては駐車場として使っていたところから、かつてはフェンス越しにコースを見ることができました。最終コーナーを全開で立ち上がってくる車が間近に見えたものです。同じ事をできなくなっていました。整備されたということなのですが、少々残念です。

                            071008040k  071008041k

 本田宗一郎氏のお墓は、富士スピードウェイのすぐ近く、富士霊園にあります。
 富士霊園の「ユノディエール」を終わりまで走り切って左折。左折してから登って少し降りて、右側にありました。区画は3区です。

 大きな墓石を見ながら考える。自分は、この方ほど仕事に没入できないな、と。
 しかし、お客さんや社員や身の回りの人々への配慮がたっぷりだったこと、それは真似したいと改めて。

|

« 慣れないことは大変だねぇ | トップページ | VISTA、しずしずと進行 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/85522/16724209

この記事へのトラックバック一覧です: 富士スピードウェイ実見:

« 慣れないことは大変だねぇ | トップページ | VISTA、しずしずと進行 »